韓国の高校生を対象にした短期研修プログラムを実施しました

東海大学では1月21日から26日まで、韓国のソウル大学校師範大学附設高等學校の生徒を対象にした短期研修プログラムを実施しました。本学が科学技術振興機構(JST)による「日本・アジア青少年サイエンス交流事業」(さくらサイエンスプラン)の採択を受けて招聘したもので、同校の教員3名と高校1、2年生15名が参加しました。この事業は、アジアと日本の青少年が科学技術分野での交流を深めることなどを目的に実施されています。

期間中は、理学部化学科の関根嘉香教授と研究室に所属する学生、大学院生らが研修を担当。湘南キャンパス17号館の屋上で日ごろから採取しているPM2.5と、高校生たちが韓国で採取していたPM2.5の濃度を比較する実験を企画し、イオンクロマトグラフなど研究室の実験機器を用いて分析しました。参加した生徒は、「簡単な実験かと思っていたら、大学のさまざまな設備を使った高度な実験で驚きました。とても勉強になる内容で、研修に志願してよかったと感じました」と充実の表情でコメント。関根教授は、「同校の生徒を招いた研修プログラムは今年で5年目となりますが、今までよりも高度な実験を用意しました。結果がどうなるかわからない実験に取り組む難しさに気づいてもらえたら成功。世の中には答えが用意されていないことがたくさんあるので、新しいことに取り組む姿勢を養ってもらいたい」と語った。

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