観光学部の志村隼佑さん(2年次生)が、2026 年6月下旬から翌年1月まで実施されるアメリカ・カリフォルニア大学(UCR)&ディズニーワールド留学研修プログラムの選抜試験に合格しました。この研修は理論と実践の両面からホスピタリティ・ツーリズム分野のマネジメントを学ぶことを目的に、カリフォルニア大学リバーサイド校がウォルト・ディズニー社と連携して実施している海外大学生用の留学研修プログラムです。参加学生はUCR の単位を取得し、本学部の単位として換算されます。

付属相模高校出身の志村さんは、「高校在学中からこの留学研修プログラムを知っており、ホスピタリティーについて学び、世界一の企業の一つであるディズニーで研修できるチャンスを得たいと観光学部に進学しました」と話します。一方で、「研修プログラムの情報を収集しながら英語の勉強やアルバイトもこなして、すべて完璧を目指そうと自分を縛りすぎて行き詰ったこともありました」と志村さん。ぶつかった壁を乗り越えようと、山口有実子教授に試験対策を相談。アドバイスとともに卓球部員として練習に明け暮れた高校時代を思い出し、「自分は打ち込みなど、質より練習量でレベルアップするタイプ。あきらめずに続けることには自信がありました。勉強を続けるうちにタイムマネジメントが身に付き、試験は“これだけ準備をしたのだから”と自信をもって臨むことができました」と振り返ります。
志村さんは、オンラインによる厳しい英語試験や志望動機を書いた英作文などの審査を経て、UCR とディズニー社の担当者による二次選考に進み、見事に合格しました。「研修本番までの約半年は、英語のアウトプットに磨きをかける練習をします。研修では一日一日を大事に、後悔しないようどん欲に体験と知識の吸収に力を注ぎたい」と抱負を話しています。山口教授は、「志村さんは自分をマネジメントできるので研修先でも力を発揮してくれると期待しています。この研修に参加するのは簡単なことではないだけに、得られるものは大きい。試験に挑戦するための勉強だけでも意味があり、力になります。ぜひ多くの学生が志村さんに続いてくれることを期待します」と話しています。