観光学部の3、4年次生の合同ゼミナールで太平洋諸島観光開発の専門家と意見交換会を実施しました

観光学部観光学科の黒崎岳大准教授の3、4年次生合同ゼミナールが、1月21日に品川キャンパスで太平洋島嶼国の観光開発についての講義と意見交換会を実施しました。国際機関太平洋諸島センター(PIC)の高橋明子次長を講師に迎え、学生25名が参加。PICは、フィジー共和国やパラオ共和国といった太平洋島嶼国・地域と日本との貿易や投資、観光の促進を図る目的で設立された国際機関で、高橋氏は航空会社やニュージーランド政府観光局、外務省などの勤務を経て、2018年からPIC次長を務めています。

黒崎ゼミでは毎年、観光開発に取り組む専門家を招いて現場の声を聞く講義を設けています。今回は、高橋氏が太平洋島嶼国について基礎知識となる概要を紹介し、観光地としての魅力や可能性、さらに持続可能な観光を推進する上での課題について解説。その後、学生とディスカッションを実施し、若い世代の旅行に対する価値観や渡航先選定のポイント、SNSと観光の関係性などをテーマに活発な意見を交わしました。

学生からは、「日本の若者の海外旅行離れの原因には金額的な問題とともに、旅券の入手や観光プラン作成などの手続きの煩わしさも影響していると思います。手続きが簡素になれば若者の海外旅行は増えるのではないでしょうか」、「定番の観光地や写真映えする有名な観光地を巡るのが好きな若者もいれば、まだまだ知られていない手つかずの自分だけのスポットを見つけることを好む若者もいて、興味・関心はさまざまです。多様な特徴のある太平洋の島々に関しても、それぞれの好みや趣味に合ったプランを提供してもらえれば、若者の海外旅行に対する関心はもっと高まるのではないでしょうか」といった意見や質問が挙がり、高橋氏が一つひとつに回答しました。

黒崎准教授は、「観光開発の第一線で活躍する方々から、実践の現場だからこそわかる苦悩や喜びを直接うかがうのは学生たちにとって貴重な機会です。同時に、ディスカッションなどを通して若者の意見を専門家の方々に伝えることは、マーケット分析の反映にもつながります。今後も、このようなインタラクティブな授業を展開していきたい」と話しました。