本田教授のゼミが観光リーフレット「大学生が紹介!見どころづくしの湘南サイクリング旅」を作成しました

観光学部観光学科の本田量久教授の研究室に所属する学生11名が、観光リーフレット「湘南エリア旅なびガイド特集版 大学生が紹介!見どころづくしの湘南サイクリング旅」を作成しました。本件は神奈川県湘南地域県政総合センターとの連携事業で、昨年5月からはじめた資料収集や現地調査をもとにリーフレットを作成し、今年2月に2万部が完成。平塚市、茅ケ崎市、大磯町の役場や観光協会などで配布されているほか、県のホームページでも紹介されています。

学生たちは、「新たな観光の核づくり」を目指して湘南キャンパスが位置する平塚市と、茅ケ崎市、大磯町の3つの地域を紹介。「有名な観光地ではなく、地域住民がおすすめするスポットを掲載しよう」と1カ月間の事前調査を経て、6、7月の間に、実際にレンタサイクルに乗って、個性的なカフェや自然あふれる公園、歴史的建造物などを訪れました。それぞれ30~40分で回れるコースを設定し、湘南地域や歴史的建造物に関する文献や資料を読み込んで、約20カ所を文章と写真で紹介しました。

中心になって学生をまとめた呉明穎さん(4年次生)は、「これまでコロナ禍でかなわなかったフィールドワークがようやくできてうれしかった。現地住民との交流を通して、インターネットや文献資料による調査だけではわからなかった情報を得られました」とコメント。本田教授は、「学生たちには自分たちの視点だけで構成するのではなく、しっかりと情報の裏付けを取り、正確性のあるものを作成してほしいと指導してきました。積極的に作業に取り組んだことで、将来設計も含めて非常にいい経験を積んでくれたと感じています」と話していました。昨年の春セメスターに、キャンパス間留学制度を利用して本学科で勉強していた熊本キャンパスにある経営学部観光ビジネス学科の長友壮哲さん(4年次生)もリーフレット作成に参加。「どちらも同じ観光を扱う学科ですが、観光政策などを専門的に学ぶ観光学科では、より多角的な視点を得られると思いキャンパス間留学を決断しました。『湘南』が具体的に神奈川県内のどこにあるのかすらわからない状態で参加しましたが、知れば知るほど魅力的な地域でした」と話しました。

なお、リーフレットは神奈川県ホームページにも掲載されています。https://www.pref.kanagawa.jp/documents/11936/tabinavi_shonancycling.pdf