学生が足柄地区を巡るモニターバスツアーを開催しました

観光学部観光学科の岩橋伸行教授のゼミに所属する3年次生5名が11月29日、神奈川県の足柄地区を巡るモニターバスツアー「地元の農家さんオススメ☆地元のガイドさん一押し☆巡り!!たっぷり満喫お得な日帰りツアー!!」を開催し、学生や地域住民ら43名が参加しました。丹沢湘南地区や神奈川県西地区をフィールドとしたツアーを企画・運営し、「地域の資源を使った」「地域の魅力を発信する」観光について学んでもらおうと実施したもの。内閣府による「地域住民生活等緊急支援のための交付金」の支援を受けるとともに、神奈川県観光協会によるサイト「神奈川チカタビ」や旅行会社「近畿日本ツーリスト」が運営するサイト「旅の発見」で、ツアー商品を販売しました。

学生たちは岩橋教授の指導のもと「観光による地域振興」をテーマとして、今年5月下旬から近畿日本ツーリストのスタッフのアドバイスを受けながらツアーを企画。夏季休暇を利用して南足柄の民家に宿泊して地元の方々と交流を深め、地域の特色や魅力について調査してきました。また、9月には実際のコースをまわってスケジュールを確認するなど、入念に準備を進めてきました。

晴天に恵まれた当日は学生たちがガイド役を務め、参加者は南足柄市にあるレジャー施設「金太郎自然園」でヤマメ釣りを体験し、釣れた魚を炭火で焼いて味わいました。続いて、大雄山最乗寺を訪ね、地元ガイドから寺に伝わる天狗の伝説などについて、説明を受けながら境内を散策。アサヒビール工場を見学し、希望者はできたてのビールを試飲した後、バーベキューを楽しみました。

ツアーに携わった学生からは、「何度も企画を練り直して現地にも3回、足を運びました。足柄地区の特色や魅力ある施設を教えていただいた地域の皆さんのおかげで、ツアーをやり遂げることができ、感謝の気持ちでいっぱいです」「施設との交渉など大変なことも多かったのですが、お客さまが楽しむ姿を見ることができてよかった。旅行業界に進みたいと考えるようになりました」「当日に食事をとろうと考えていたレストランが、急遽変更になるといった思いがけないこともありました。ツアーの難しさを実感し、次回からはさらに準備をしなければならないと思いました」といった声が聞かれました。

参加者からは、「若い人の視点が生かされ、地元に深く入り込んでいて、内容も盛りだくさんのツアーを楽しませていただきました」「学生さんはトラブルにもしっかり対処しており、今後も頑張ってもらいたいと思いました」といった声が聞かれました。岩橋教授は、「企画を立てるだけでは分からないことも多く、実際にお客さまを引率してツアーを実践することで発見することが多くあったと思います。今回の貴重な経験を、将来の就職活動や仕事に役立てていってもらいたい。ゼミでのモニターバスツアーは今回が初めですが、引き続き実施していきたいと考えています」と話していました。

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