観光学科の学生がモニターツアーを実施した成果を報告しました

観光学部観光学科の1、2年次生11名が2月4日、神奈川県湯河原町の湯河原観光会館で「20代女子向け観光商材の開発」をテーマに報告会を開催しました。本学部では、神奈川県が地域活性化や交流人口増加を目的に県内の大学や短期大学と行っている「地方創生大学連携事業」に協力しており、その一環として岩橋伸行教授の授業「シティプロモーション演習」を受講した学生が、湯河原町を巡る20代の女性向けの旅行プランを考案しました。この報告会は、プランをもとに1月16日に実施したモニターツアーの成果を報告するもので、湯河原町の冨田幸宏町長や湯河原温泉観光協会のスタッフら35名が参加しました。

学生たちは昨年9月から、岩橋教授の指導のもとでツアーを企画。12月4、5日には実際に現地を訪ね、同観光協会の担当者とスケジュール調整を行いました。学生たちは東海大学の女子学生にツアーの参加を呼びかけ、当日は湘南キャンパスなどの学生12名が参加。ツアーの担当学生がガイド役を務め、アロマスクール「フレグランスノート」で柑橘系素材を使ったせっけん作りや、万葉公園にある足湯施設「独歩の湯」で足湯を楽しんだほか、甘味処「味楽庵」で同町の特産品であるみかんをモチーフとした和菓子作りに挑戦し、レンタルサイクルで地元のカフェや漬物屋などを巡りました。

報告会では、ツアーの参加者から回収したアンケートを分析した結果を発表。「和菓子作りが特に好評で、体験ものを取り入れることが重要だとわかりました。また、積極的にSNSを活用し、観光スポットの情報を発信していく必要性を感じました」と発表しました。また、ツアーでは時間の都合で実施できなかったみかんを使ったスイーツ作りや、浴衣の着付けを学生が披露しました。

ツアーを企画・運営した桑名智子さん(2年次生)は、「報告会では、冨田町長から“学生ならではのプランで、興味深い内容でした。SNSのよりいっそうの活用など、貴重な意見をこれからのまちづくりに生かしたい”と評価をいただけて、本当にうれしかったです。念入りに準備したつもりでしたが、当日はスケジュールが遅れてしまうなど、観光ツアー運営の難しさも実感しました。このような取り組みに今後も積極的にかかわり、観光学をより深く学んでいきたい」と話しました。

岩橋教授は、「この取り組みは学生自身がアイデアを出し、現地調査を経てモニターツアーを運営するといったハードルの高いものでしたが、授業時間外の現地調査や報告会に向けた資料作成にも全員が積極的に参加し、報告会の成功につなげることができました。こうした学びの場を今後も提供し、教育を充実させていきます」と語りました。

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