学生が考案した大山・大磯エリアの観光モデルコースが紹介されました

観光学部の学生有志が提案した神奈川県の大山・大磯エリアの観光モデルコース「Photrip大山」「大磯の自然と食を巡る散策コース」が、神奈川県の公式ホームページで紹介されています。

神奈川県では、国内外から多くの観光客が訪れる「横浜」「鎌倉」「箱根」に続く国際級の「新たな観光の核づくり」に向けて県内の大学と連携し、学生の視点と感性を生かした観光の魅力を発信しようと、毎年観光コースなどの企画案を募っています。今回は東海大学、産業能率大学、文教大学から32名の学生が観光コース案を提案し、3月末に採用された6コースが神奈川県のホームページで紹介されました。本学部からは9名の学生が参加しました。

大山エリアのモデルコース「Photrip大山」は、旧参道、こま参道、大山寺、大山阿夫利神社下社の4カ所を撮影した写真を、SNS「Instagram」風に紹介。「Oyamagram」とロゴを付けた写真にはそれぞれ、「豆腐が名物」「バスの時間は事前に確認」など、PRポイントや実際に訪れて気付いたことをタグ形式で記載しています。大磯エリアのモデルコース「大磯の自然と食を巡る散策コース」では、旧吉田茂邸、こゆるぎの浜、大磯港の3カ所への巡り方と案内文を記載しているほか、滞在時間や駅までの道を楽しめるポイントを紹介しています。指導にあたった屋代雅充教授は、「学生ならではの工夫が随所に見られる出来になりました。若年層の誘致に一役買えるのではないかと思います」と語っています。

また、学生たちは観光コースのほかにも地域のイベントレポートを作成しており、神奈川県の公式ホームページで公開されています。大山エリアは、大山の参道にさまざまな絵が描かれたとうろうを飾る「大山絵とうろうまつり」と、願いを書いた木太刀を大山阿夫利神社へ奉納する祭り「納め太刀」に参加。大磯エリアでは、毎月第3日曜日に大磯港で開催される「大礒市(いち)」に参加しました。大山エリアを担当した学生は、「若い人や家族連れ、お年寄りの方まで幅広い人が楽しめる工夫があった」「初めて観光に来た人も主体的に祭りへ参加できる」と感想を述べ、大磯エリアを担当した学生も、「さまざまな食べ物、飲み物を販売している屋台があるので、芝生広場のシートに座って富士山を眺めながらのピクニック気分が味わえます」と、地域イベントの魅力を伝えています。

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