岩橋ゼミが未病改善に効果がある運動・温浴プラン提案に向けてフィールドワークを行いました

神奈川県が「未病の改善」をテーマに募集した「県西地域大学連携事業」に、観光学部の岩橋伸行教授(観光学部長)のゼミによる提案が2年連続で採択されました。本ゼミでは、「未病改善につながる観光の実証体験及びモデルプラン提案」を考案しており、9月11日から13日まで神奈川県箱根町の芦ノ湖周辺でフィールドワークを行いモデルプランの構築に取り組みました。

神奈川県では平成27年度より、地域が抱えるさまざまな課題に対して、大学が持つ専門的な知見や若者(学生)の視点を生かして解決策を提案・実施する「大学連携事業」に取り組んでいます。今年は本学を含む6大学の提案事業が採択され、大学と市町や地域の団体と連携して事業に取り組んでおり、小田原市、南足柄市、中井町、松田町、大井町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町の2市8町における未病改善プランを県に提案します。

昨年に続き2回目の参加となった本ゼミでは、東海大学スポーツ医科学研究所の石井直明教授の事前指導のもと、携帯型心電計を用いて「運動」と「温浴」による未病改善の効果測定を実施。ノルディックウォーキングやヨガといった運動中や、温泉の入浴前後に測定し、心拍数や体温、交感神経・副交感神経の変化を記録しました。また、ホテル周辺やハイキングコース、運動途中に立ち寄れるスポットなどを探してまとめたPR動画も撮影しました。参加したゼミ生からは、「昨年、神奈川県庁で黒岩祐治知事に活動報告をしたときにプランや動画の内容についてアドバイスをいただいたので、今回のフィールドワークはそれを意識して巡りました」「携帯型心電計の測定値はとても細かくて参考になりました。観光だけではなく、医学的な知見からも未病改善を提案していきたい」といった声が聞かれました。

今後は、10月から11月にかけてに箱根高原ホテルの一般宿泊客を対象に、運動と温浴プランの効果測定を行い、県へ提案する観光モデルプランをまとめていきます。

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