「第16回南沢ラベンダーまつり」を開催しました

札幌キャンパスで7月12日に、「第16回南沢ラベンダーまつり」を開催しました。本キャンパスのある札幌市南区の南沢地区が日本におけるラベンダー商用栽培発祥の地であることから、本学ではラベンダーを通じて地域とのつながりを深めようと1666㎡の畑で2630株を栽培しています。2006年度から始まったラベンダーまつりは、新型コロナウイルス感染症の影響で中止をはさみ昨年度は本キャンパスの建学祭と同時に開催しました。今年度も本キャンパスで活動するToCoチャレ「札幌ボランティアプロジェクト」が運営を担当し、企画立案から地域住民らとの調整、運営までを学生たちが担いました。

当日は、プロジェクトや部活動・サークルのメンバーらが焼き鳥やたこ焼き、わたあめなどを販売する屋台を設営。ToCoチャレ「札幌市南区キャラクタープロジェクト」がラベンダー畑の中にキャラクターの等身大パネルを設置したフォトスポットも好評を博しました。さらに催しに協力いただいている南沢地区町内会連合会が「ラベンダーの歴史を知ろう!」と題して南沢地区におけるラベンダー栽培の歴史を紹介。南沢旭台町内会の皆さんは、植物交換会を開いたほか町内会で整備している路地のラベンダーから採取したドライフラワーも配布し、来場者が香りを楽しむ姿が見られました。

ラベンダー畑を前にしたステージでは、本キャンパスの居合道部が演武を披露したほか、吹奏楽部が恒例のラベンダーコンサートを実施。吹奏楽部は、人気バンドMrs. GREEN APPLEの「青と夏」やディズニーのアニメ映画『モアナと伝説の海』のメドレーなど夏らしい楽曲を披露し、会場からも手拍子が送られるなど一体となって盛り上げました。会場の奥にあたる付属札幌高校では建学祭が開かれており、同日が一般公開日に当たっていたこともあり、ラベンダーまつり開催中は学生や高校生、その保護者、地域住民ら2000名あまりが来場しました。

運営の中心を担った札幌ボランティアプロジェクトの石井颯大さん(生物学部生物学科3年次生)は、「私たちは南区の地域振興を目指して活動しており、予想以上のお客さまに来場していただいて達成感を得られました。大学のシステム障害の影響もあり学外の皆さんとの連絡に支障が出るなど準備に遅れが出てしまうこともありました。しかし、地域住民の皆さんをはじめ、付属札幌高校の先生方、大学の教職員の皆さんのご協力で成功と言えるイベントにできて、感謝の気持ちでいっぱいです。プロジェクトとしては今後も地域のお祭りでのボランティアや昨年度から始めた『雪まつり』、除雪活動など今後も積極的な活動を展開していきます」と話していました。