静岡キャンパスにKMITLのマリーシー学長一行が来訪しました

静岡キャンパスに9月18日、本学大学院修了生であるタイ・モンクット王ラカバン工科大学(KMITL)のコムサン・マリーシー学長一行が来訪しました。同大学のチュンポーンキャンパスは海に近い場所に位置し、現在は海洋工学分野の研究強化を進めています。今回の訪問は本学海洋学部の教員との交流や施設見学を通じて、今後の研究連携を促進することが目的です。

当日は、川﨑一平副学長(静岡キャンパス長)や齋藤寛海洋学部長らが一行を出迎えました。川﨑副学長は「本日お越しいただくことを心待ちにしていました。美しい駿河湾や富士山を望む静岡キャンパスをご覧いただき、ぜひ今後につながる議論をしましょう」と歓迎の言葉を述べ、マリーシー学長は「25年前に静岡キャンパスのある清水区を訪れたことがあり、再び戻ってこられてとてもうれしい。海洋学部の最先端研究成果を拝見できるのを楽しみにしています」と笑顔で話しました。続いて、齋藤学部長らが実際の航海計器と大型ディスプレイを備えた「操船シミュレーター」や、深海調査に用いる「高性能遠隔操作無人探査機(水中ドローン)」を紹介しました。その後のミーティングでは、海洋理工学科の教員も加わり、両校の研究成果や教育方針を共有しながら、今後の連携方法について意見を交わしました。

昼食後は巴川河口の静岡市岸壁に停泊中の本学海洋調査研修船「望星丸」(国際総トン数=2174トン)に移動。豊田力船長らがブリッジや観測機器を説明し、食堂では海洋理工学科航海学専攻乗船実習課程の授業風景も見学しました。マリーシー学長は「在学中に海外研修航海に参加した経験があり、望星丸に再び乗船できてとてもうれしい」と笑顔を見せ、「多くの教職員の皆さんにご協力いただき、貴重な時間を過ごせました。今後もぜひ連携を深めたい」と述べました。