
静岡キャンパスに在籍する留学生が、11月2日に第4回静岡キャンパス建学祭にて日本語劇「清水次郎長 青春編」を披露しました。
この日本語劇は、留学生のために開講されている講義「世界と日本」「総合日本語」(担当教員:斉木ゆかり非常勤講師)におけるプロジェクトワークの一環として行われ、今年で2回目となります。
当日は中国5名、マレーシア3名、計8名の留学生が役者として参加。4号館前のステージで上演しました。
日本語劇の脚本・監督は担当教員が、舞台背景は役者以外の17名の留学生が担当しました。
今回のプロジェクトワークについて、斉木講師は「昨年は1役を1人の留学生が担当した結果、舞台に立つ人数が限られ、せっかくの日本語での表現表出の機会が限られてしまいました。そこで、今年は、1役複数の学生にしてみました。具体的には主役の次郎長役を5名が、母親役は2名、番頭役のみが1名担当するという方法です。しかしながら、この方法は観客を混乱させる可能性があるため、どうしたら良いか学生たちに聞いたところ、1)役ごとに服装を揃える、2)登場人物の性格描写を同じにする、3)登場人物は身につけるものを統一するとのアイデアが出ました。そこで、次郎長は丁髷のかつらを、母親は手拭いを姉さんかぶりに、番頭は手拭いを首にかけることで役のシンボルを作りました。その結果、当日は登場人物が退場するたびにバレエのように観客席から拍手が起こりました。これは、一役複数方法でも鑑賞ができることの証明ではないかと思われます」と語りました。

