人文学部の斉藤雅樹教授と研究室に所属する学生が、11月7日に東京都・一橋講堂で開催された「新・湯治全国大会」(主催:環境省)で研究成果を発表しました。環境省では、現代のライフスタイルに合った温泉地での滞在方法を「新・湯治」と位置付け、産官学を交えた「チーム新・湯治」にネットワーク化して研究交流や地域発展を目指しています。今年で7回目を迎えた今年の全国大会は、「大学生と考える温泉地の魅力」と題して開かれ、大学生が温泉・温泉地に関する調査、研究の成果を発表しました。

大会当日冒頭で斉藤教授が、一般財団法人日本健康開発財団温泉医科学研究所の早坂信哉所長と登壇。早坂所長が、全国の温泉地で展開している「全国新・湯治効果測定プロジェクト」の概要を説明し、斉藤教授は、今年夏に研究室の学生とともに、大分県・豊後高田市で調査した「ウェアラブルデバイスによる新・湯治の効果測定」の成果を報告。地元住民や旅行者を被験者に指輪型デバイス「SOXAI Ring 1」を用いて、温泉に入ったり、卓球などのアクティビティを楽しんだりした際の心拍数や血中酸素濃度、消費カロリー、睡眠の質などを計測した結果、「温泉地滞在により、睡眠について有意に質が高まることが分かりました。デバイスの精度や被験者数を考慮すると、まだまだ継続的な調査が必要ですが、新・湯治プロジェクトを展開していく上で非常に面白いデータが集まりました」と話しました。
学生発表のパートでは斉藤研究室を代表して、青木智美さん(3年次生)と天野力さん(同)が登壇。今年6月から7月に豊後高田市で実施したフィールドワークを振り返り、「豊後高田市は、充実した子育て支援策を展開しており、宝島社の調査による“住みたい田舎ベストランキング”では5年連続で全部門1位(人口1万人以上3万人未満のまち)を獲得しています。景観の美しい長崎鼻海岸や昭和の趣が残る商店街など観光資源も多く、開湯500年を迎えた真玉温泉にも多くの人が足を運んでいます。私たちはシェアハウスに滞在して、地域住民の方々がとても温かく、一生忘れられない経験ができました。今後も地域の魅力を発信し、温泉地を盛り上げていきたい」と話していました。



当日の様子はこちらからご覧になれます。
令和7年11月7日開催「第7回 チーム新・湯治 全国大会」https://youtu.be/Cajyc6aTgFs