バイオサイエンス学科井越敬司教授の最終講義を行いました

農学部バイオサイエンス学科の井越敬司教授が今年度で退職するため、その最終講義を2月3日に阿蘇キャンパスで行いました。これはバイオサイエンス学科主催で学科主任荒木朋洋教授の司会進行とともに開催されたものです。井越教授は、学部の草創期から35年間にわたって畜産物利用学、食品化学、微生物学の分野で教壇に立ってきました。とくにチーズの研究ではさまざまな成果をあげ、日本酪農科学会賞の受賞や『現代チーズ学』((株)食品資材研究会)などの著書があります。

「たかがチーズ、されどチーズ 〜チーズに魅せられた35年!!〜」というタイトルで行われた講義では、チーズの機能性研究、微生物による機能性成分の発酵生産、機能性チーズの創製研究について概説されました。学生や教職員らで満員となった会場では、井越教授の教育者、研究者としての人生観とともに「科学とは?」、「何故科学するのか?」という問いかけに対し、「何故?という疑問をもつこと」、「真実を見極める力を育むこと」、「謙虚さをもって自然に学ぶこと」の重要性を熱弁する教授に温かい拍手が贈られました。

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