NASAの研究者による特別講演会を実施しました

工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻では7月3日に湘南キャンパスで、アメリカ航空宇宙局(NASA)ラングレー研究所のポール・ダネヒー教授による特別講演会「レーザー分光を利用した高速流れの定量的可視化計測」を開催しました。本講演は、総合理工学研究科共同ゼミナール(担当教員=水書稔治教授)との併催で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力と本学の総合科学技術総合研究所の後援も受けており、学生や教職員約70名が出席しました。

ダネヒー教授は最初に、NASAで行われている極超音速機(スクラムジェット機)などの研究動向を説明。極超音速機や火星突入カプセルの研究を進めるために開発したさまざまな風洞装置と研究成果を披露するとともに、自身が研究を進めている「レーザー分光技術を使って超音速や極超音速状態での空気の流れを解析できる風洞装置」の仕組みや最新の研究成果を紹介しました。

参加者からは、「高名な研究者の話を聞くことができ、とても光栄に思いました。さまざまな現象をどのような考えに基づいて可視化していくのかを学べました」「自分が携わっている研究の参考にもなり、また最新の研究動向を知る貴重な機会になりました。新しい発見に満ちた講演でした」といった感想が聞かれました。

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