海洋生物学科の中山助教らの研究グループが新種の深海魚を発見しました

海洋学部海洋生物学科の中山直英助教らの研究グループがこのほど、インド洋東部で新種の深海魚を発見。深海底を代表する魚類であるソコダラ科のトウジン属に含まれる新種として、「Coelorinchus posteromaculatus」(シーロリンカス・ポステロマキュラータス)と名付けました。

種小名の「posteromaculatus」は、ラテン語で「後方の」を意味する「posterior」と、「斑点を持つ」を意味する「maculatus」の組み合わせた造語で、本種の体の後方にみられる暗色斑に由来しています。本研究は、ロシア科学アカデミーと北海道大学大学院水産科学研究院の研究者と共同で行われ、研究成果をまとめた論文が日本魚類学会の英文誌「Ichthyological Research」オンライン版に3月23日付で掲載されました。

中山助教は、「新種との出会いは一期一会。ロシアや北海道の仲間とこのような新種を発表する機会に恵まれてうれしく思います。今後も深海魚の多様性の解明に向けて頑張りたい」と語っています。