札幌ボランティアプロジェクトによる今年度の除雪活動がスタートしました

札幌キャンパスで活動するチャレンジプロジェクト「札幌ボランティアプロジェクト」が今年度の除雪活動をスタートさせました。本プロジェクトは2008年度から、キャンパス周辺の町内会会員の中から自力で除雪が困難な世帯を対象に希望を募り、除雪支援ボランティアに取り組んできました。16年度からは活動の幅をさらに広げようと現在の名称に変更。市内の住宅地を中心に除雪活動を行ってきました。コロナ禍による活動休止を経て、22年度からキャンパス内や消火栓など公共物周辺の除雪を再開。昨年度は個人宅の除雪にも再び取り組み始めました。また、昨年度から北海道交運事業協同組合・札幌交通株式会社にご協力いただき、学生の移動手段として同社が運行するタクシーを活用しています。

12月20日には本キャンパスで今年度の活動に向けた出陣式を開催。網野真一札幌キャンパス長から本プロジェクトによる地域貢献の歴史とともにプロジェクトメンバーに対する激励の言葉が送られ、次期プロジェクトリーダー就任予定の石井颯大さん(生物学部生物学科2年次生)が、3カ月間にわたって続ける除雪支援に向けた決意表明を述べ、「限られたメンバーや時間の中でも効率的な作業を追求し、住民の方により安全な生活を送ってもらうことを目指します。『誰かのために動く』という指名感を胸に、どんな状況でも心を折らず、最後まで全力を尽くします」と協力団体への感謝を力強く語りました。メンバーたちは、さっそくキャンパス内の高台にある第一体育館に続く階段の除雪に汗を流しました。

翌21日には、依頼を受けた近隣住宅での除雪も実施、2グループに分かれて2軒のご家庭を訪問し、雪を除ける場所の希望を聞き、手分けして作業に取り組みました。「札幌はまだ大雪には見舞われていないので、今回の除雪は早めに終えることができましたが、冬はまだまだこれからが本番。本格的な降雪シーズンとなる1月、2月に今から備えていきます」とメンバーたちは意気込んでいます。