阿蘇くまもと臨空校舎を報道関係者向けに一部公開しました

九州キャンパスでは6月16日に、農学部と大学院農学研究科、生物科学研究科(一部の学生)の新校舎として建設を進めている「阿蘇くまもと臨空校舎(2023年4月開設予定)」の一部を報道関係者に先行公開しました。阿蘇くまもと空港の南側に位置する本校舎は、本学宇宙情報センター用地内にあり、約11haの敷地面積を有しています。「生きた農の力で、創造的な人材と未来を育む農学部」をコンセプトに、教育・研究エリアと実習エリアを一体化。敷地内には「教育・研究棟」のほか、「食品加工」「栽培」「動物」の各教育実習棟、乳牛舎、豚舎など計31棟を整備します。引き続き、熊本校舎や阿蘇実習フィールドをはじめ総合大学としてのリソースを活用しながら、知識の修得にとどまらない社会で役立つ実学を展開していく計画です。

当日は新聞社やテレビ局など計10社が参加。まず荒木朋洋学長補佐、木之内均九州キャンパス長、岡本智伸農学部長が会見し、臨空校舎建設の目的や校舎内の各施設の概要を紹介したほか、2016年に発生し、本学も大きな被害を受けた熊本地震からの農学部再建に向けた思いを語りました。木之内キャンパス長は、「熊本県民の皆さまのご理解があり、建設が進む本校舎を一部公開できるまでに至りました。熊本地震の発生からおよそ7年かかりましたが、来年4月にはかつて阿蘇校舎(現・阿蘇実習フィールド)で行っていた教育・研究と実習が一体となった本学農学部の特徴的な活動を臨空校舎で再開いたします」と力説。岡本学部長は、今年4月から農学部の学科編成が「農学科」「動物科学科」「食生命科学科」となったことに触れつつ、「熊本県唯一の農学部としての責務を果たすため、臨空校舎を“CREATIVE-ONE”Villageと位置付け、講義、研究、実習、そして地域社会や農家との交流の空間が一つになった総合的農学教育研究拠点の形成を目指します。また、国際空港として整備が進む阿蘇くまもと空港に近い立地を生かし、都市と農村、全国、世界とつながることで、広い視野を持つ学生を育てたい」と語りました。

続いて岡本学部長の案内で校舎内を公開。講義棟や教員の研究室、食堂などが入り、校舎の中核となる3階建ての2号館や、食の地域特性と機能性による付加価値化を目指す食品加工教育実習棟、伝統技術と新技術の融合を図る農場、アニマルウェルフェアに配慮した牧場などを構成する各施設の建設現場を紹介していきました。終了後には山田清志学長による会見も実施し、報道陣からの質問に対応。山田学長は、「校舎の建設は進んでいますが、中身の充実が重要。熊本の皆さまのお知恵をお借りしながら教育・研究の充実に向けたさまざまな取り組みを進めていきたい。阿蘇くまもと空港も本校舎と同時期にリニューアル工事が完了することもあり、校舎のオープン後は特にアジア圏に向けて農業の知見を発信していければ」と展望を語りました。