本学発ベンチャー・プロバイオの代表取締役を務める農学部出身の中島さんが木村学長、木之内副学長と懇談しました

熊本キャンパスで4月4日、本学発ベンチャー・プロバイオの代表取締役を務める中島勇貴さんが木村英樹学長、木之内均副学長と懇談しました。

中島さんは、農学部卒業後、大学院農学研究科在学中の2021年11月に、指導を受けていた農学部食生命科学科の木下英樹准教授と共に合同会社としてプロバイオを設立。23年8月に株式会社化し、木下准教授が代表取締役CEO、中島さんが代表取締役社長を務めてきました。同社は、農学部においてさまざまな食品からの乳酸菌の分離をはじめ、機能性解明における基礎研究や利用・開発に関する応用研究に従事し、多くの知的情報を蓄積してきた成果を社会に還元し、産業的活用を図ることを目的としています。これまで、木下准教授らの研究グループで見出した特別な「乳酸菌」を使って200億個の乳酸菌を含有する「豆乳ヨーグルト」の製造や、プロバイオが拠点を置く熊本県西原村の農家や県内企業、本キャンパスの学生サークル「商品開発サークル」などとも連携してアイスクリームやスムージーを開発するといった活動を展開しています。

中島さんは、24年4月に日本学術振興会特別研究員(DC2)に採用されたことを受け、代表取締役社長を本学の井越敬司名誉教授に交代。昨年度には大学院生物学研究科を修了し、博士の学位を取得し、今年4月に代表取締役社長に復帰したこともあり、4日に本キャンパスで挙行した26年度春学期入学式で来賓を代表して祝辞を述べました※。

木村学長、木之内副学長との懇談では、商品開発の経緯や研究の進捗、製品の特長などを紹介。「豆乳ヨーグルト(発酵豆乳)に関する研究ではこれまで、抗酸化作用や終末糖化産物(AGEs)生成抑制作用、腸内細菌叢の改善効果、抗炎症作用などを見出してきました。次の展開としては、乳酸菌を使った商品の特定保健用食品承認取得を目指しています。社会的な信用を高め、さらなる研究の充実、商品開発につなげていきます」と語り、木村学長と木之内副学長は、「本学発ベンチャーとしての活躍を心強く感じています。本学では湘南キャンパスの健康学部や今年度に設立したウェルビーイング研究所、伊勢原キャンパスの医学部などで医療、健康に関する研究を積極的に展開しており、プロバイオとのさらなる連携も期待できます。全国に向けて商品の魅力を発信し、大きく成長してもらいたい」と話していました。

※26年度春学期入学式の様子はこちら