札幌キャンパスで活動するサッカー部が6月23日に、キャンパス付近の南沢スワン公園でNPO法人TSUNAGU主催のクマ対策「草刈りプロジェクト」に参加しました。同法人が「人とヒグマの共存を目指すための活動」の一環として、札幌市環境局と南沢地区町内会連合の協力のもと実施したものです。1、2年次生26名が参加しました。



当日は、初めに札幌市環境局の職員がキャンパス周辺のヒグマの出没状況や見通しの悪い場所の草刈りをすることの重要性などについて説明。4年目の参加となるサッカー部員たちは、カマなどを使って次々に草を刈っていきました。休憩時間には、2022年に立ち上げたサッカー部内の地域貢献部のメンバーでもある神元樹さん(国際文化学部地域創造学科2年次生)が、「クマは時速どれぐらいで走る?」「今日の草刈りは何のために必要?」といったクイズを出題。クマに遭遇した際の対処法や、遭遇しないための対策などについても意見を交わしました。



東海大学卒業生でTSUNAGUの理事長を務める中島明子さんは、「毎年草刈りをした後はクマの出没情報がなくなり、前の年に刈った草は伸び具合も遅くなります。高齢化が進む中、サッカー部の皆さんが参加してくれることは地域にとって強みです。毎週、朝練習の前に地域のごみ拾いもしてくれるなど、さりげない地域貢献活動が本当にかっこいい」と話します。神元さんは、「何年か前にはキャンパス内でもクマの目撃情報があり、決して他人事ではありません。人間の出したごみの臭いに誘われて街に下りてくるというという話も聞き、ごみ拾いも大切だと感じています。東海大の名を背負って活動に参加し、少しでも役に立つことで、応援してもらえるチームを目指したい」と話していました。


