品川キャンパスの硬式テニス部が地域の交流イベントをサポートしました

品川キャンパスで活動する硬式テニス部の学生が、6月1日に東京都港区・高輪公園と高輪いきいきプラザで開催された「第15回防災フェスタ」(高輪共和会主催)にボランティアとして参加しました。地域住民がスタンプラリーを楽しみながら防災について学べる体験型イベントで、学生たちは会場設営や参加者の誘導などをサポート。参加団体スタッフ、高輪地区職員らと共に、防災クイズラリーや災害伝言ダイヤル体験、AED・応急救護体験や高輪消防署の協力による起震車体験、消火器による初期消火訓練といった多彩なプログラムを支援しました。

当日は多くの家族づれが来訪する中、学生たちは部活動の一環として取り組んでいる「テニス教室」など地域の子どもたちとの交流イベントの経験を生かし、子ども向けに作成された防災DVDの上映や子ども用消防服写真撮影などのコーナーもアシストしました。井上祥汰さん(情報通信学部4年次生)は、「近隣の小学校の運動会と重なったため参加者は少なめでしたが、起震車やスタンドパイプ訓練が人気でした。被災時のトイレ問題についての講演も勉強になり、有意義な経験となりました」と話しました。

硬式テニス部は、ボランティア活動として「高輪子ども中高生プラザ(TAP)」との連携イベント「テニス教室」を毎年、数回にわたり品川キャンパスに近い東京・品川プリンスホテル内の高輪テニスセンターなどで開催しています。今年は第1回目を3月15日に開催し、地域の小学生ら約10名が参加。テニス部の学生に加えて卒業生もコーチ役を務め、ミニゲームやラリーを楽しみました。

大熊孝太郎さん(同3年次生)は、「自分が入部したばかりのころに先輩たちが積極的に子どもたちに話しかけているのを思い出しながらコミュニケーションをとり、少しずつ子どもたちと打ち解けることができました。練習後に“楽しかった”“もっとやりたい”などと言ってもらい、あらためてやりがいを感じ、人に教えることの喜びも学ぶことができました」とコメント。竹下航矢さん(同)は、「テニスを楽しんでもらおうと、ボールを打ってネットを越えられるよう丁寧に教えました。上手に打てたときに喜ぶ様子を見て、自分も嬉しくなりました。順番にボールを打つ際に“2歩後ろに下がってね”など具体的に伝える工夫もして、けがなく無事に終えることができました。子どもたちとの積極的なコミュニケーションの大切さも学ぶことができました」と話しました。

次回の「テニス教室」は、9月以降に開催する予定です。