品川キャンパスで「令和7年度 八潮こども夢大学」が開催されました

品川キャンパスで11月8日に、「令和7年度 八潮こども夢大学」が開催されました。埼玉県八潮市が小学5年生から中学1年生を対象に2014年度から始めた教育活動で、大学などと連携して子どもたちに学ぶことの意義や将来の夢を育むことを目的に開かれています。本学では開始当初より品川キャンパスで体験授業を実施し、協力しています。当日は、八潮市内の児童・生徒14名と保護者、教員、教育関係者ら12名が参加しました。

開校式では本キャンパス・グローバルシチズンカレッジオフィスの中井宏課長が、「今日は東海大の施設を使って体を動かし、ゲームを楽しみながら、“不思議だな”“面白いな”と感じることが勉強につながっていく体験をしてください」とあいさつ。続いてスポーツプロモーションセンターの北濱幹士准教授による「ニュースポーツ体験」の授業を実施しました。北濱准教授は本学の概要の紹介に続き、子どもの体力の現状や低下の背景、体験授業で行うフィンランド発祥のニュースポーツ「モルック」について現地での楽しまれ方などを紹介しました。

その後、テニスコートに移動し、グループに分かれてモルックを体験。経験者の子どもたちもいて、モルック(投げる棒)を数字が書かれたスキットル(木製のピン)にぶつけ、目指す点数に近づくと歓声を上げました。続いてドイツ発祥のニュースポーツ「インディアカ」も実施。日本インディアカ協会の理事でもある北濱准教授の指導を受け、羽根の付いた特殊なボールを手で打ち合い、上達してラリーを楽しむ姿も見られました。本キャンパスで地域貢献活動を展開するToCoチャレ「Takanawa共育プロジェクト」の学生2名もサポートに参加。代表の関雄大さん(情報通信学部3年次生)は、「ルールが覚えやすく、日ごろあまり運動していなくても楽しめるニュースポーツを通して、子どもたちの遊びをサポートするヒントを得ることができました」と話しました。北濱准教授は、「遊びの延長上にスポーツがあります。まずは楽しんで体を動かすことから体験を広げてほしい」と締めくくりました。

続いて、本キャンパスの職員の案内により、バーチャルリアリティ実験室でVR体験を実施。特殊なメガネをかけてVR空間に入り込む感覚を体験し、手で触らなくても操作できるコントローラーを使ってパソコンに表示された3Dモデルを操るゲームも楽しみ、本キャンパスの設備と学びの一端を体験しました。閉会式では、中井課長が「今日、体験したことは全て学びにつながっています。これからもいろいろな経験をして、いつか皆さんとこのキャンパスで一緒に学べることを楽しみにしています」とあいさつ。子どもからは、「普段はできないスポーツで貴重な体験ができました」、保護者の方からは、「子どもたちは言葉だけでは伝わらない多くの学びを得たようです。大学がこのような機会を提供してくれることは、子どもたちが将来を考えるきっかけにもつながると思います」などの声が聞かれました。