高輪校舎で活動するチャレンジプロジェクト「Takanawa共育プロジェクト(TKP)」が、東日本旅客鉄道株式会社と東邦レオ株式会社による「品川開発プロジェクト(Tokyo Yard PROJECT))の一環として実施されている「TAKANAWA HOP WAY」に参加しています。東京都心のJR山手線・高輪ゲートウェイ駅や周辺エリアで、地域の事業者や学校、近隣住民とともにビール原料でもあるホップの栽培を通して新たな連携をはかるものです。約1年を通して、高輪産純度100%のホップで作る地ビール「TAKANAWA HOP WAY」の完成を目指します。
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4月14日に参加者同士で初の顔合わせを行った後、ホップを育てる土づくりと植え付けを実施しました。25日にはホップの苗が高輪校舎に届き、日当たりや風通しのいい1号館5階のウッドテラスに設置。ホップはつる性植物のため、麻ひもを使ってフェンスに絡み付くように調整し、成長の具合に応じて水やりを行ってきました。6月8日にはビールを醸造していただくT.Y.HARBOR BREWERYの担当者から4種類のビールの味が紹介され、地域の参加者とともに、収穫したホップで作るビールの味を決めるためのグループワークを実施。「現在の高輪」と「未来の高輪」をイメージした2種類の地ビール製造に向けて、それぞれが考える「高輪」のイメージについて意見を交換。10日には校舎内で、葉や茎の付け根から出る「脇芽」を取り除く作業を通じてホップの成長を確認しました。今後はホップの収穫やビールのラベル制作を予定しています。
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TKPのプロジェクトリーダーを務める平井菜々美さん(情報通信学部通信ネットワーク工学科3年次生)は、「コロナ禍で活動の多くが制限されていたため、ほぼ初めての地域交流活動でした。大学に通うだけでは分からなかった周辺の地域について知る機会になっているだけでなく、参加者の皆さんとのつながりができました。この縁を大切に今後も活動していきたい」と語り、副リーダーの島崎政人さん(同学部情報メディア学科2年次生)は、「地域の方々はとても気さくに昔のことや最近の街の状況などを話してくださり、人の温かみを感じました」と話しています。また、広報担当の小松原来未さん(同学部経営システム工学科2年次生)は「この活動の中で自分も高輪地域の一員という意識が高まり、地域への愛着を持つきっかけになりました」と語っています。
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