第2回長陽夏祭りを開催しました

農学部の学生有志による「東海大学長陽夏祭り実行委員会」が9月20日、阿蘇キャンパス近隣の長陽西部小学校跡地(熊本県阿蘇郡南阿蘇村)で第2回長陽夏祭りを開催しました。8月8日に予定されていたこの祭りは、台風11号の接近に伴い悪天候が予想されていたため中止となっていましたが、南阿蘇村などからの強い要望を受けて9月にあらためて開催することに決まり、約1カ月半遅れで当日を迎えました。

長陽夏祭りは、2012年春に廃校となった同小学校跡でのイベント開催を通じて学生と地域住民がふれ合う機会を設けるとともに、住民同士の交流の場を新たに作ることで地域全体を盛り上げようと、学生たちが昨年初めて企画・運営したものです。本学部生が多く居住する南阿蘇村黒川地区の黒川学生村連絡協議会や南阿蘇村の協力を得るとともに、学生の課外活動を支援する熊本・阿蘇キャンパスの学生支援プロジェクトから補助を受けて実施。地元住民や学生、教職員合わせて約700名が来場しました。

開会式では、南阿蘇村の中山良一総務課長が「祭りが始まる前まで降っていた雨が上がって無事に祭りを開催することができ、心から喜んでいます。学生さんたちの熱意のおかげだと思います」とあいさつ。「台風による延期など、実行委員をはじめとする関係者の皆さんの苦労は多かったと思い、無事に開催の日を迎えたことに敬意を表します。この祭りが、地域の皆さまの誇りになることを願っています」と、長野敏也村長からのメッセージを代読しました。

会場では、サークルやチャレンジセンターのプロジェクトに所属する学生などが模擬店を出店。焼きそばやお好み焼きをはじめ、阿蘇キャンパスで育てた野菜や花の苗を販売したほか、占いや輪投げ、ヨーヨーすくいなどもあり、長い行列ができるほどの人気ぶりでした。また、ステージでは子どもや学生による「缶つみ競争」やカラオケ大会、本学少林寺拳法部による演武、三線同好会や大阿蘇名水子ども太鼓の演奏などを実施。また、旧長陽村が1978年に制作した盆踊りの曲「長陽自慢」を参加者全員で踊りました。

閉会式では、農学部長の村田達郎教授が「今日はたくさんの人に集まっていただき、ありがとうございます。今後とも大勢の方々に長陽夏祭りに参加してもらうことで、この地を地域の皆さまとともに盛り上げていきたい」と語りました。なお、祭りのフィナーレには花火が打ち上げられ、見物客から歓声が上がっていました。

同実行委員会の松本吉弘委員長(2年次生)は、「台風の影響で1カ月遅れとなりましたが、無事に祭りを開くことができてホッとしています。今年は2回目ということもあり、昨年の経験を生かして模擬店やステージイベントにもさまざまな趣向を凝らすことができたと思います。この経験を生かして、来年以降もこの祭りを続けていきたい」と話しています。

第2回長陽夏祭りを開催しました

第2回長陽夏祭りを開催しました