熊本キャンパスで第3回マイコンカーラリー熊本大会を開催しました

熊本キャンパスで第3回マイコンカーラリー熊本大会を開催しました

熊本キャンパスで3月7日、「東海大学 CHALLENGE CUP 2015 第3回マイコンカーラリー(MCR)熊本大会」を開催しました。MCRは、コース中央にひかれたラインを感知し、それに沿って自律走行する四輪マシンのタイムを競う競技です。この大会は熊本県内のMCRのレベル向上とともに、競技者の力量を試す機会を提供しようと2013年から本学が主催しています。本キャンパスで活動するチャレンジセンター「先端技術コミュニティACOT」、「メカトロマイスター」のメンバーや産業工学部と基盤工学部、経営学部の学生らが運営をサポート。高校1、2年生を対象とした「高校生新人の部」に57名、高校3年生以上から大学生、社会人を対象とした「一般の部」に27名が出場し、会場には学内外の関係者や保護者ら多数の観客が詰めかけました。

大会に先立ち、中嶋卓雄学長補佐(基盤工学部長)が挨拶で、「日本は長く車社会といわれていますが、その動力はガソリンから電気や水素へと新しく移り変わる時期に来ています。MCRはその先駆けともいえる競技であり、車をコントロールする部分で世界に勝つための技術力を磨く格好の機会です。大会を通して”将来をつくる”技術力を培ってください」と出場者を激励しました。予選は走行回数無制限でベストタイムを争い、「高校生新人の部」上位16名と「一般の部」上位8名が決勝戦に駒を進めました。決勝は1対1による勝ち残り式のトーナメントで実施。予選で上位に入ったマシンが順調に勝ち上がる中、「高校生新人の部」決勝では熊本工業高校の田代健一さん(1年・予選1位)と石原裕真さん(1年・予選2位)の同門対決に。結果は今大会で2部門を通じて唯一13秒台を切るタイムを残した石原さんが0.5秒差の接戦を制し栄冠を手にしました。また、「一般の部」では福岡工業高校の美坐佑也さんが同校の小柳宏基さんに競り勝ち、優勝を決めました。なお、2部門の優勝者同士が対決するグランドチャンピオン戦も実施し、石原さんが見事に勝利しました。

また、当日は中学生を対象とした「マイコン制御講習会」も実施し、清田英夫教授(基盤工学部電気電子情報工学科)と学生が、マイコンカーの入門版キットの製作を通じて、マシン製作の醍醐味やプログラミングの基礎を指導。参加者は完成したマシンを本大会のコースでも走行させ、充実した表情を見せていました。大会参加者からは、「毎年レベルが上がっていますが、楽しみながらレースに臨めました。今後も続けてもらいたい」といった感想が聞かれました。

熊本キャンパスで第3回マイコンカーラリー熊本大会を開催しました

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