情報科学科の高雄教授がイベント「バーチャルリアリティの世界」を初開催しました

情報理工学部情報科学科の高雄元晴教授が4月8日、小田急線「東海大学前」駅南口の東海大学サテライトオフィス地域交流センターでイベント「バーチャルリアリティの世界」を開催しました。これは、文部科学省の平成25年度「地(知)の拠点整備事業」の採択を受けて展開している「To-Collaboプログラム」の一環として実施したものです。幅広い分野で活用することができるバーチャルリアリティについて、より多くの人々に伝えることなどを目的に行い、地域住民らが参加しました。

イベントではまず、高雄教授がバーチャルリアリティの仕組みを説明。「左右の目に見える画像の角度を調整することで奥行きがあるように脳を錯覚させ、平面を立体的に見せることが基本原理となっています。この技術はゲームといった娯楽だけでなく、外科手術のシミュレーションといった医療分野などにも応用することができます」と話しました。

続いて、コンピューターのプログラミングを目的として活動している情報科学科の学生有志によるサークル「PIST」が、イベントのために開発したバーチャルリアリティのソフトウェアについて、「架空の部屋をジェットコースターで走ることができるものや、射撃ゲームなどをつくりました。これらは、左右の目にそれぞれ違った映像を見せる装置を頭につけることで遊ぶことができます」と解説。参加者一人ひとりに装置のつけ方をレクチャーし、実際にバーチャルリアリティを体験してもらいました。

参加した小学生からは、「ジェットコースターはすごい迫力で、とても面白かった。算数や理科をたくさん勉強して、僕も将来はこんな機械をつくりたいです」といった声が聞かれました。高雄教授は、「大学の学びを多くの人々に伝えることは、社会貢献に向けて非常に大切なこと。学生たちにとっても、日ごろの研究がどのように役立つか知ることができる貴重な機会となったようです」と語りました。

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