学生が宿泊型防災訓練の予行を実施しました

代々木キャンパス周辺地域との交流や活性化を目指して活動しているチャレンジセンター・ユニークプロジェクト「よょさんぽ」と学生会のメンバー、教職員の計14名が、8月6、7日に、「よょまちウォーキング × 大学に泊まろう!」を本キャンパスで実施しました。本キャンパスは震災時の帰宅困難者支援(受入)施設に指定されていることから、近隣の方たちが参加する宿泊型防災訓練を10月中旬に渋谷区上原地区体育会と共催する予定です。今回の取り組みは、その予行としての位置づけです。

メンバーは6日13時に集合し、はじめに防災関連用品の備蓄倉庫を点検。その後、4号館屋上に設置してあるミツバチの巣箱に溜まったハチミツを遠心分離機にかけて絞り、焼いたホットケーキにかけて試食しました。夕食は、空き缶を使って固形燃料でお米を炊いたところ芯の残ったご飯となり、一方、杵つき餅用として炊いたもち米は水分過多となったため、防災食のアルファー米を主食としました。また、就寝用のテントを講堂で張った際にも多くの時間がかかるなど、難航続きの宿泊訓練となりました。学生たちは、今回の失敗点や炭水化物ばかりのメニューなどについて反省し、本番に向けた改善点を検討しました。

7日は、起床後にテントをスムーズ撤収し、朝食は備蓄用のカンパンですませました。9時には、富ヶ谷2丁目商店会会長の松岡慶樹さんらの案内で代々木八幡宮へ出かけ、神社の歴史などについて聞いたほか、明治神宮まで避難路を確認しながら街歩きを楽しみました。

学生からは、「日ごろは湘南キャンパスで過ごしているので、代々木キャンパスでの非日常的な体験が面白かった」(1年次生・男子)「下調べ不足で餅つきが失敗してしまい悔しいです。再度、挑戦した上で本番に臨みます」(3年次生・女子)「ビニールを膨らませたエアーマットにはじめて寝てみて、普段当たり前だと思っている布団に寝られることの幸せを実感した」(4年次生・男子)といった声が聞かれました。また、指導者の遠藤晃弘講師は、「今回はスムーズにいかなかったことが多かったのですが、学生が自ら考えて、挑んだ取り組みでした。今回の反省を踏まえて、次につなげていってもらいたい」と述べました。

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