国際文化学部の学生が対日理解促進交流プログラム「JENESYS2017」で東ティモールに派遣されます

国際文化学部の学生6名が、11月5日(日)から14日(火)まで対日理解促進交流プログラム「JENESYS2017」の一環で東ティモール民主主義共和国に派遣されます。JENESYSは外務省が推進するプログラムで、日本とASEAN諸国、東ティモールの間で、対外発信力を有し将来を担う人材を派遣し、政治、経済、社会、文化、歴史、外交政策などに関する対日理解の促進を図るとともに、参加者が日本の魅力などを発信することで外交基盤を拡充させることが目的。書類審査を経て選ばれたおよそ200名の高校生・大学生・大学院生が11カ国に10日間程度派遣されます。

東ティモールへの派遣は両国の文化的な舞踊を披露することが目的の一つになっていることから、札幌キャンパスのYOSAKOIサークル「祭屋」やダンスサークルに所属している学生たちが選ばれ、広島大学、長崎大学の学生とともに現地の2大学の学生と交流し、日本の歴史についてプレゼンテーションするほか、本学と広島大は北海道発祥の「南中ソーラン」を、長崎大は盆踊りを披露する予定です。秋セメスターが始まってからは週2回昼休みにミーティングを開き、週3回は放課後に踊りやプレゼンの練習をしてきました。

リーダーの渡邊有彩さん(国際文化学部4年次生)は、「最初は東ティモールがどんな国なのかわからなかったので、歴史や文化を調べるところから始めました。プレゼンも東ティモールの方々にもわかりやすいように工夫しています。ソーラン節は広島大とテレビ電話をつないで練習してきました」と振り返ります。さらに、「私たちの役割である日本の魅力を伝えることはもちろん、インターネットや文献を読んだだけではわからない東ティモールの文化も学びたい」と意気込みを語りました。副リーダーの藤田祐介さん(同2年次生)は祭屋の2017年度リーダーも務めており、「南中ソーランは漁師の動きをモチーフにした踊りです。舞踊を通して日本の伝統文化を伝えたいと考えています。現地でのプレゼンや交流を通して、自分に足りないものを見つめ直し、今後につなげたいと思います」と語っています。

本学部の平木隆之学部長は、「本学部では1人でも多くの学生に海外にわたり、たくさんの経験を積んでほしいと考えています。今回のプログラムでは、学生自身が日本の魅力に気づき、現地の同世代の学生たちと交流することで仲間をつくり、国境なき社会人になってほしい。成長して帰ってくることを期待しています」と語りました。

なお、札幌キャンパスからはもう1組JENESYSの採択を受けており、来年2月20日(火)から28日(水)までラオス人民民主共和国に教育ボランティアとして派遣される予定です。