カザフスタン共和国のコジャタエフ駐日大使が客員教授に就任し、記念公開講演会を開催しました

駐日カザフスタン共和国特命全権大使のイエルラン・バウダルベック・コジャタエフ閣下が10月1日に教養学部国際学科の客員教授に就任し、11月28日に客員教授就任記念公開講演会「日本・カザフスタン国交樹立25周年~協力・発展~」を湘南キャンパスで開催しました。コジャタエフ閣下は、カザフスタン国立大学アジア・アフリカ学部ジャーナリズムを卒業後、モスクワ国立大学付属アジア・アフリカ諸国大学日本語学科を修了。その後、カザフスタン共和国外務省のアジア・アフリカ局に入省し、在日カザフスタン大使館参事官などを歴任。2016年から駐日カザフスタン共和国特命全権大使を務め、両国の発展や交流の促進に尽力されています。本学は、同国を代表する高等教育機関であるナザルバエフ大学の開設準備段階から教員間の連携を実施し、2008年度からはボラシャク奨学金の派遣先推奨大学の認定を受けているほか、同大学の学生を対象にした研修プログラムを実施するなど連携を深めています。

当日は、講演会に先立ち山田清志学長が客員教授証をコジャタエフ閣下に授与しました。山田学長は「1990年からカザフスタンの大統領を務めるヌルスルタン・ナザルバエフ閣下は本学の名誉博士(工学)でもあり、本学との関係も深い国です。学生たちには今日の貴重な講演でさまざまなことを学び、ぜひ今後に生かしてほしい」とあいさつ。講演ではコジャタエフ閣下が、1991年にソビエト連邦から独立したカザフスタンの発展の歴史を紹介し、「カザフスタンは、かつて旧ソ連を構成した15の共和国のうちの一つであり、現在は世界で9番目の国土面積を持っています。日本は本国の独立をいち早く認めた国の一つであり、2017年1月には国交樹立25周年の節目を迎えました。2016年には両国の貿易額は12億ドルとなり、良好な関係を築いています。首都のアスタナには美しい景色や建築物があり、ぜひ皆さんにも訪れてほしいと願っています」と語りました。

講演後の質疑応答では、学生から「私は大学でカザフ語を学んでいます。カザフスタンではロシア語が多く話されていると聞くのですが、カザフ語を話せる人はどれくらいいるのですか?」「カザフスタンにはどのような日系企業が参入していますか?」といった質問が寄せられ、コジャタエフ閣下はスライドを使いながら丁寧に答えていました。

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