国際コミュニケーション学科のハミルトン教授が付属札幌高校の「高大一貫講座」で講演しました

国際文化学部国際コミュニケーション学科のマーク・ハミルトン教授が、5月19日に札幌キャンパスに隣接する付属札幌高校の講堂で開かれた「高大一貫講座(土曜特別講座)」で講師を務めました。高大一貫講座は、大学が実施する通常の学部学科説明会の内容にとどまらず、大学で行う学習や研究の意義を知ることで、進路選択に役立てるだけではなく、高校での勉強のやる気にもつなげていくことが目的。札幌キャンパスにある国際文化学部と生物学部の教員が講演を行っています。

今回は札幌高の2年生約300人が出席。ハミルトン教授は「Communication Challenge」をテーマに、大学の授業の様子を紹介したほか、「グローバリゼーションを体で感じよう」と題したワークショップを実施しました。大人数で手をつないで指相撲を行い、生徒たちに向けて「他者とつながり目標を達成するためにはグループで考えることが大切です」と語りかけました。さらに「学内の食堂に一人でいる留学生に何と話しかけますか?」と問い、多くの生徒が「英語で“Hello”や“What are you doing?”と話しかける」と回答すると、「留学生の多くは日本語を学びにやってきています。また、英語を母国語とする人より、中国語やスペイン語を話す人の方が多い。日本語で“こんにちは”と話しかけてもいいでしょう。それをきっかけにコミュニケーションを図ることが大切です」と話しました。また、自らが母国のカナダから来日し、留学生として北海道で学び始めたころを振り返り、「日本語は難しく、さまざまな失敗もしました。しかし失敗から学ぶことはたくさんあります。この授業をきっかけに、失敗を恐れず一歩踏み出してみてください」と熱弁を振るいました。

受講した生徒からは、「英会話の勉強を続けていますが、正直に言って苦手だと感じています。今回のお話を聞いて、“失敗してもチャレンジすることが大切”という言葉に勇気づけられました」「大学の授業に触れられて、進学後のイメージができました。自分の目標に向けて頑張ります」といった声が聞かれました。

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