地域創造学科の学生が北海道マラソン2018で、給水ボランティアを務めました

国際文化学部地域創造学科の学生が8月26日に札幌市内で開催された北海道マラソン2018で、給水ボランティアを務めました。本学科で開講する「地域創造フィールドワークA」の一環として毎年実施しているもの。この授業では札幌市内で開かれる各種マラソン大会で運営の裏方を経験し、競技者の気持ちを理解するとともに、選手を支える充足感を得ることで今後の学生生活や将来におけるスポーツとの向き合い方を考えるきっかけとすることを目的としています。今回の北海道マラソンでは、約30名の学生と本学科の教員3名が参加しました。

学生たちは40km地点に設けられた給水ポイントでスポンジの配布を担当。ランナーが来る前から大きなバケツに水と氷を満たし、スポンジに冷たい水を含ませてテーブルに並べ、準備にあたりました。スタートから約2時間あまりでトップクラスのランナーが到達すると、「頑張れ!」「あと2kmですよ!」とエールを送りながら次々とスポンジを配布。その後も次々とランナーが到達してくる中、足りなくなったスポンジを用意したり、並べたり、使い終わって道路上に投げ捨てられたものを回収したりしていました。レース中には、給水ポイント手前でランナーが足をつり動けなくなる場面もありましたが、学生たちはランナーに肩をかしてコースの端へと移動させたり、救護担当のボランティアを呼んだりして冷静に対応していました。

参加した加藤ひかるさん(2年次生)は、「走っている方たちからの感謝の言葉や笑顔がうれしかった。3時間スポンジを渡し続けて、右腕が痛いですが、とても充実感を感じています」と話しました。また、札幌キャンパスの陸上競技部に所属する吉田達也さん(同)は、「競技と並行して、陸上競技の大会運営に携わることはよくありますが、レースに出場するときよりも感謝を持ってスタートラインに立つことができるので、勉強になっています。今回の給水ボランティアも参加してよかったと感じています」と語りました。

学生たちを指導した服部正明教授は、「大規模スポーツイベントにサポートする実践的に学ぶ機会をつくりたいと10年以上前からこの取り組みを継続しています。本学科には選手として大会に出場する学生も数多くいますが、裏方としてアスリートをサポートする経験を通して、また一つ成長できたのではないでしょうか」と語っています。

なお同大会では、湘南校舎で活動する陸上競技部の卒業生である早川翼選手(2012年度卒・トヨタ自動車)が6位入賞を果たしています。

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