生物学部の学生が「『日本の自然』写真コンテスト」で「ソニーネクストフォトグラファー賞」を受賞しました

生物学部海洋生物科学科の齊藤晃大さん(1年次生)がこのほど、「第36回いつまでも守り続けたい『日本の自然』写真コンテスト」(主催:朝日新聞社、全日本写真連盟、森林文化協会)でデジタル部門「ソニーネクストフォトグラファー賞」を受賞しました。このコンテストは、カラーまたはモノクロプリントの単写真で応募するプリント部門と10MB以内のjpegファイルで応募するデジタル部門があり、今年度はプリント部門に4603点、デジタル部門5553点の作品が応募されました。

撮影の難易度が高い滑空中のモモンガの姿を写した作品「飛びます!飛びます!」で、これからの写真文化を支え、新しい表現に挑戦する若きフォトグラファーに贈られる「ソニーネクストフォトグラファー賞」に輝いた齊藤さんは網走市の出身。幼いころからクマやシカなどの動物を見ることが好きで、高校生のときに「地元の豊かな自然を写真に収めたい」とカメラを始めました。本学部進学後も北海道の多様な動物を撮り続ける中で、「森の中を素早く滑空するモモンガの姿に魅せられた」と振り返ります。昨年には、プロ・アマチュアを問わず世界中のカメラマンが参加できるアジアの自然をテーマにした写真コンテスト「ネイチャーズベストフォトグラフィーアジア2018」のジュニア部門に、巣穴から顔を出すモモンガの写真を出品し、優秀賞を獲得しました。

齊藤さんは今回の受賞について、「昨年12月から4月にかけて、時間を見つけては森に入ってモモンガが飛ぶ瞬間を待ち続けました。撮影できたときは感無量で達成感に満ちあふれたのをはっきり覚えています。写真の魅力は、自分の思い描いた被写体や風景を撮らえることができたときの喜びにあります。今回は賞をいただくことができましたが、まだまだ完璧な写真ではありません。これからも北海道の豊かな自然と動物たちを撮影し続けたい」と語っています。

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