清水港管理局から海洋調査研修船「望星丸」に感謝状が贈られました

東海大学の海洋調査研修船「望星丸」(国際総トン数=2174トン)に、清水港管理局など12団体による「海の日清水港実行委員会」から未来の海洋産業を担う学生の教育に対する感謝状が贈られました。同委員会では例年7月の祝日「海の日」の記念事業として、海洋関係の事業者へ感謝を伝えるセレモニーを実施してきましたが、今年度は新型コロナウイルスの感染拡大により中止となりました。代わって将来の海洋産業を支える研究機関や、人材育成を行う教育機関へ感謝の意を伝える事業が新たに企画され、本学海洋学部と清水海上技術短期大学校が選出。7月28日に静岡県・清水港富士見埠頭で表彰式が開かれました。

海洋学部は、1962年に「日本で唯一の海洋に関する総合学部」として他に先駆けて開設されて以来、社会で活躍する人材を多数輩出してきました。望星丸は海洋学部における乗船実習や海洋調査をはじめ、諸外国を巡り異文化理解・環境保護・協調性の大切さなどを実践的に学ぶ本学独自のプログラム「海外研修航海」など、さまざまな教育・研究に活用されています。

当日は、清水港管理局の池ケ谷規文局長らが訪れ、望星丸の上河内信義船長に感謝状や記念の盾などを贈呈。乗組員らに対して教育活動への感謝が伝えられました。上河内船長は、「数多くの教育・研究機関から選出されたことを大変光栄に思います。温かい激励の言葉をいただき、船長としてあらためて使命、責任、そして誇りを感じています。今は新型コロナウイルス感染防止のため遠洋航海を控えていることもあり、乗組員や練習学生全員が表彰式に参加することはできませんでしたが、大いに励みになりました。これからもいっそう頑張ってまいります」と感謝の言葉を述べました。