看護師キャリア支援センターの「2022年度認定看護師教育課程」が開講しました

看護師キャリア支援センターが伊勢原校舎を拠点に展開している「2022年度認定看護師教育課程」が、9月1日に開講しました。今年度は、日本各地の医療機関に勤務する看護師35名(救急看護認定看護師教育課程19名、集中ケア認定看護師教育課程16名)が入学。医学部付属病院からも集中ケア課程で1名が学びます。

本センターは、医学部付属4病院(付属病院、東京病院、大磯病院、八王子病院)と学園の看護教育機関が協力して16年4月に開設し、学園内の看護職者や看護教員のキャリア形成を支援するとともに、高水準の専門性を培う教育課程を展開しています。認定看護師教育課程もその一環で、「救急看護」は16年度、「集中ケア」は20年度から開講しており、修了生は本センターでの学びを生かして日本各地の医療機関で質の高い看護を提供しています。

初日には、医学部付属病院の副院長・看護部長でもある本センターの横田弘子所長があいさつに立ち、「7カ月にわたる本課程は、認定看護師の役割を理解し、救急看護や集中ケア領域における専門性の高い人材の育成を目的としています。常に、“なぜこの領域で学ぶのか”を自分自身に問いかけながら向上心と好奇心を持って取り組んでください。まだ認定看護師がいない施設に所属する研修生は、修了後に各施設でどのように認定看護師としての道を切り拓いていくかといった、パイオニアとしての意識を持って臨んでほしいと思います。一人ひとりが演習などのグループワークを通して真摯に課題に向き合うとともに、互いに支え合い、刺激し合いながら学びを深めてください。皆さんが成長し、それぞれの施設で活躍していけるようサポートしていきます。意義ある研修となるよう祈っています」と激励しました。

なお、20年度に開始した「看護師特定行為研修」(特定の医療行為について医師が作成した手順書に基づいて診療の補助を行う看護師を育成する研修)には、医学部付属病院所属の3名、付属八王子病院の2名を含む23名が3期生として4月に入学。前半の講義・演習科目を終えて、現在は医療機関での臨床実習に取り組んでいます。また、神奈川県の委託事業である「保健師助産師看護師実習指導者講習会」は9月20日に開講し、県内の医療機関に勤務する看護師40名が、病院実習に臨む看護学生を指導する際に必要な知識や技術、態度に関する理解を深めるための講習に臨んでいます。