工学部と健康学部の学生有志が平塚市城島地区の地域振興事業に協力しています

工学部と健康学部の学生有志が、神奈川県平塚市の城島地区地域活動推進会議などによる「地域資源活用による交流型体験の里づくり事業」に協力。4月24日には、工学部の学生有志で同地区にある湘南ライスセンターで開かれたキックオフイベント「きじまルシェ」の運営に参加しました。本事業は、神奈川県の「地域の支え合い仕組みづくり事業」の一環で展開されたもので、城島地区地域活動推進会議のほか、平塚市や湘南NPOサポートセンターの3者が連携して城島地区の田園環境・地域資源を活用した交流・体験型活動を展開することで、多世代が住み、働いていける環境・基盤づくりを目指しています。

工学部と健康学部の学生有志は神奈川県立平塚農商高校の生徒たちとともに、SNSを使った広報活動などを担当しています。4月には同地区でフィールドワークを行ったほか、「きじまルシェ」の開催に向けた告知活動や会場に設置するパネルとモニュメントを制作しました。イベント当日の開会式では平塚市の落合克宏市長が登壇し、本事業への期待を語るとともに、「今回は東海大の学生や平塚農商高の生徒の皆さんら多くの若い世代も参加してくれています。地域振興に向けて多世代の知恵や知識を結集することはとても大切だと考えています。ぜひ活発な議論を重ねて、城島地区を盛り上げてほしい」と話しました。イベントでは、同地区で獲れた農作物の販売やトラクターやコンバインの展示、植物観察ツアーなどが行われ、工学部の学生たちは子どもたちに向けて、お菓子つり体験ブースを運営しました。

本事業では今後田植えや農作物の収穫体験などを展開する予定で、学生たちの指導に当たる梶田佳孝教授(工学部)は、「地域の魅力を探し、発信する経験は学生たちにとって非常に貴重な経験になることはもちろん、地域にとっても若い意見を反映でき、両者にとってメリットの大きな事業になっています。また、市川亨子講師(健康学部)との連携効果は大きく、今後もさまざまな活動を通じて城島地区を盛り上げていきたい。」と語り、参加した学生たちは「はじめはわからないことも多く、不安もありましたが、多くの人と触れ合うことができてとても楽しかった」「新型コロナウイルス感染症が拡大する中ですが、十分な感染対策をしながら、できる活動を探して地域貢献につなげたい」と話しています。