湘南キャンパスで7月5日に、「喫煙マナー向上キャラバン」を実施しました。7月1日から受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が施行され、学校や病院、行政機関が原則敷地内禁煙(指定喫煙所以外)となったことから、学内の指定喫煙所以外での喫煙や吸い殻のポイ捨て防止を周知することを目的に、学生や教職員のQuality of Life(QOL)向上を目的に昨年度発足した「東海大学KENKOプロジェクト」の「禁煙推進ワーキング」の一環として実施したものです。本プロジェクトの趣旨に賛同した事務部、健康推進センター、教学部、大学運営本部、大学広報部の事務職員有志と健康学部の堀真奈美学部長、健康学部健康マネジメント学科、教養学部人間環境学科社会環境課程の有志学生らが参加しました。
当日は、喫煙マナー改善の要望が多く寄せられている14号館や6号館、17号館付近を回り、ポイ捨てされたタバコの吸い殻や側溝に落ちているゴミを拾い集めました。参加した北川大さん(健康学部健康マネジメント学科2年次生)は、「せっかく健康学部で学んでいるので、自分だけでなく周りの人も健康にできればと思い活動に参加しました。学内には吸い殻が落ちている場所もありますが、全体的に見ればマナーを守って吸っている人のほうが多いでしょうし、一部のマナー違反者のせいで『喫煙者はマナーが悪い』などと偏見にさらされていると感じます。私は非喫煙者ですが、両者が気持ちよく生活できるお手伝いができればと思っています」と話します。
村田貴洋さん(教養学部人間環境学科社会環境課程4年次生)は、「私は普段はタバコを吸っていますが、学内では吸わないと決めています。また、周りの友人も皆携帯灰皿を常備していてポイ捨てはしません。タバコをやめようという気持ちには現時点ではなれないけれど、吸い続けるならマナーはしっかり守るべきだと考えています」とコメント。また非喫煙者の尾形彩奈さん(同)は、「プロジェクトに携わるようになってから、喫煙者の友人に『ポイ捨てはだめだよ』と注意できるようになりました。今回、学内の各所に吸い殻がポイ捨てされているのを見かけたので、マナーを意識してもらえるよう多くの学生に呼びかけていきたい」と語っていました。
キャラバンのメンバーである事務部の田中裕太職員は、「吸い殻がポイ捨てされているところほど吸い殻が増えるという悪循環を断ち、指定喫煙所以外でポイ捨てされた吸い殻が少なくなるよう今後も不定期で活動を実施して、タバコを吸う人と吸わない人が共存できるキャンパスをつくっていきたい」と抱負を語ります。また、健康推進センターの萱場隆人職員は、「禁煙を希望する人がいれば健康推進室がバックアップしますので、気軽に相談してもらいたい。健康推進室で用意しているCOモニター(呼気中一酸化炭素濃度測定器)を使うと禁煙導入の効果を実感できるので、一緒に挑戦してみましょう!」と語っています。