静岡キャンパスの2022年度秋学期学位授与式を挙行しました

静岡キャンパスでは3月23日に、2022年度秋学期学位授与式を挙行しました。今年度は大学院生物科学研究科(博士課程)1名、大学院海洋学研究科(修士課程)17名、海洋学部458名の476名に学位記を授与しました。

午前と午後の2回に分けて建学記念ホールで実施した式典では、山田清志学長博士課程修了者と修士課程修了者、各学科の総代に学位記を手渡しました。学位記はグローバルな時代で活躍する人材となるよう願いを込めて英語版を本記として日本語も発行。本キャンパス476名の学位記すべてに山田学長が直筆で署名しています。また、学業で顕著な成績を収めた学生と学生会活動において活躍した学生に対して総長賞を授与しました。

式辞では、山田学長が英語でスピーチし、コロナ禍の中で学生生活の大半を送らざるを得なかった卒業生たちを激励。「大変な困難を皆さんの力と粘り強さで克服されたことを忘れないでください。世界が抱えるさまざまな問題の解決には、国境をこえて手を取り合い、立ち向かう必要があります。地球市民、世界連帯の一員としてこれからの人生を歩んでください」とエールを送りました。また、自らが3月末をもって学長を退任することに触れ、「私はこれまでの人生を振り返ると挫折や失敗など多くの困難に直面してきましたが、命までなくすことはないと腹を据えて行動してきました。皆さんも、苦境に立たされたり、悩んだりしたときには“命まで奪われることはない”と気概を持って臨んでください」と力強く語りました。祝辞では、東海大学静岡県後援会の石川雅章会長(午前の部)と東海大学同窓会静岡ブロックの東成希会長(午後の部)が、これまでの研究活動や学生活動の成果をたたえるともに、「日本全国で数多くの卒業生や学園関係者が活躍しています。困難に立ち向かうときには頼ってください」と呼びかけました。

閉式の辞として、山田吉彦静岡キャンパス長が、「日本で唯一の海洋学部で培った力は、必ず皆さんを後押しします。皆さんの洋々たる未来に期待しています」と語りかけると共に、保護者に向けた感謝を述べ、「学生たちは、コロナ禍という未曾有の社会情勢にも負けず、勉学や研究に励み、学位を手にしました。ぜひ褒めてあげてください」と話しました。式典後には学科ごとに分かれて学生一人ひとりに学位記を授与。学生たちは、「コロナ禍でキャンパスに入構できなかったり、友人や先生と会えなかったりと辛い時期もありましたが、全てを乗り越えて成長できました」「ゼミナールやサークルの仲間と笑顔で写真が撮れて最高の思い出ができました。先生方にも直接感謝を伝えられてよかった」と話していました。