神奈川県と東海大学の共同事業「ともいきアートサポート事業」の常設展にstudio COOCAの作品が展示されています

神奈川県立青少年センター・スタジオHIKARIの交流スペースで開催している障がい者アートの常設展「ともいきアート」では、8月31日から12月5日まで平塚市の福祉施設「studio COOCA(スタジオクーカ)」の所属アーティストによる作品を展示しています。同展は本学松前記念館の特設サイトでも、オンライン展示としてご覧いただけます。この常設展は、県が掲げる「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念の実現に向けて、障がいの程度や状態にかかわらず、誰でも文化芸術を鑑賞・創作・発表できる機会を提供することを目的とした本学との共同事業「ともいきアートサポート事業」の一環として実施しているもの。今年6月10日から来年3月6日まで、県内で障がい者によるアート活動を支援している3つの企業・団体に所属するアーティストの作品を定期的に入れ替えながら展示しており、本学教職資格センターの篠原聰准教授と学芸員資格の取得を目指す学生たちが企画・運営に参加しています。

8月30日には、篠原准教授と本企画のサポートリーダーを務める川﨑一史さん(文化社会学部4年次生)がスタジオクーカと県立青少年センターを訪れ、作品の点検や搬出・搬入、展示設営を行いました。川﨑さんは、「コロナ禍で対面の実習が減り、今回初めて会場に絵画を設置する作業に携わったのですが、一緒に作業した業者の方がレイアウトしていく行程はとても勉強になり、普段美術館や博物館で鑑賞する作品は緻密な計算のもと飾られていることに気づきました。作品や作者の感性を純粋に楽しむだけでなく、鑑賞を通じて自分の考え方や感性を再発見し、それぞれが持つ多様性のイメージを膨らませて欲しいと思います」と語っています。

また、6月10日から8月15日まで県立青少年センターで展示されていた「NPO法人studio FLAT」のアーティストによる作品を、本企画に参加する中郡梨子さん(教養学部4年次生)が撮影し、映像作品を制作しました。松前記念館のホームページよりご覧いただけます。

▼松前記念館サイト内特設ページ:http://www.kinenkan.u-tokai.ac.jp/tomoikiart-online/

「ともいきアートサポート事業」障がい者アート常設展示

【会 場】
県立青少年センター・スタジオHIKARIの交流スペース
(横浜市西区紅葉ケ丘9-1)

【会 期】
次の3団体に所属するアーティストの作品を、定期的に入れ替えながら展示します。
studio FLAT(スタジオフラット) 6月10日(木)から8月15日(日)まで(終了)
studio COOCA(スタジオクーカ) 8月31日(火)から12月5日(日)まで
アール・ド・ヴィーヴル 12月8日(水)から3月6日(日)まで
※9月13日(月)、10月4日(月)、18日(月)、12月28日(火)から1月4日(火)、2月7日(月)は休館
※展示スケジュールは変更となる場合もありますので、県共生推進本部室ホームページをご確認ください。(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/m8u/tomoikiart.html

【開場時間】
スタジオHIKARIで公演がある日 9時から20時まで
スタジオHIKARIで公演がない日 9時から17時まで
※スタジオHIKARIでの公演の有無については、県立青少年センターホームページをご確認ください。(https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ch3/cnt/f602/p7193.html

【主 催】
神奈川県、東海大学(教職資格センター)