「スポーツデータサイエンスコンペティション」のインフォグラフィック部門で最優秀賞を受賞しました

理学部数学科4年次生の加瀬稔弥さんと張ミョウシンさん、教養学部芸術学科デザイン学課程3年次生の矢島和花菜さんによるグループがこのほど、「2023年度スポーツデータサイエンスコンペティション」のインフォグラフィック部門で最優秀賞を受賞しました。このコンペは、さまざまなスポーツの統計データを解析・表現することで、当該スポーツ界の発展と統計科学のさらなる発展に寄与することを目的としています。1月6、7日に中央大学後楽園キャンパスとオンラインで行われた審査会を経て各部門の受賞者が決定しました。

コロナ禍以前は両学科の合同授業としてコンペに取り組んでいましたが、今回は理学部数学科の山本義郎教授と教養学部芸術学科の富田誠准教授の呼びかけで有志の学生がチームを編成。加藤さんと張さんが柔道の軽微な反則に対する「指導」についてデータを解析し、矢島さんが数値情報やデータを視覚的にデザインする「インフォグラフィック」にまとめました。2018年から21年の世界選手権大会の試合データから、「1試合当たりの指導数の変化」は年々増加傾向にあり、「指導を受ける理由」の42.1%は消極的であること、「指導からわかる、強豪国の積極性」として日本、フランス、ジョージア、韓国を比較し、フランスの選手は自身の指導が少なく対戦相手の指導が多いことから積極的に攻めている可能性が高いと解析。試合開始から30~90秒が「指導が頻発する時間」とまとめました。

矢島さんは、「インフォグラフィックの作成は初めての経験だったので、本を読んだり、先生のアドバイスを聞いたりしながら取り組みました。二人が提示してくれたたくさんのデータをいかに選別して形にするかに苦労しましたが、オレンジをアクセントにして、分かりやすいレイアウトを心がけました」と振り返ります。加瀬さんは、「コロナの影響で制限の多い学生生活を送ってきたので、他学部の人と協力して何かに取り組む貴重な機会だと思い参加しました。“指導の現状を知り、新たな視点から柔道の試合をもう一歩深く見る”をコンセプトとし、昨年11月後半から毎週水曜日に集まって準備を進めてきました。芸術学科生の創造的思考と数学科生の論理的思考の双方からアプローチできました」とコメント。張さんは、「指導が多い時間帯や国別の積極性のデータ解析を担当しました。指導について知ることで、柔道の新しい楽しみ方ができるのではと感じました。一般の人にも知ってもらうきかっけになれば」と語りました。