第67回建学祭で健康学部生がライブ配信企画とオンデマンド配信企画に取り組みました

健康学部健康マネジメント学科の学生が、11月1日から11月3日までオンラインで開催された湘南キャンパス「第67回建学祭」で、ライブ配信企画とオンデマンド配信企画に取り組みました。

3日には、健康学部健康マネジメント学科の学生がライブ配信企画「オオカミくんにはごまかされない」を実施しました。3名の学生がそれぞれ大学での経験談や情報について説明する中で、事実とは異なる嘘の情報を話す「オオカミくん」を当てるもの。今年7月末に、本学科の西垣景太准教授が建学祭の学科企画を提案し、希望者を募集。1年次生から4年次生までの学生4名が集い、企画のテーマや構成などの準備を進めてきました。「大学受験を控える高校生やコロナ禍で大学に来る機会が少なかった1、2年次生に健康学部の魅力を伝えたい」という思いから、高校生活との違いや健康学部での学び、資格取得などを問題として構成。当日は、企画者それぞれが考えた4つの問題を出題しました。視聴者にオオカミくんは誰だったか当ててもらうだけでなく、話した内容についても解説。また、企画終了後には、大学生活の魅力について語りました。視聴者からの質疑応答も行い、「付属高からの進学してくる人はどのくらいいますか」「学外での活動はありますか」など学部に関する質問が寄せられました。

ライブ配信企画の責任者を務めた門脇未来さん(4年次生)は、「4年次生の参加者は私一人だけで最初は不安もありましたが、他学年のみんなと一からつくり上げていき、無事に本番を迎えることができました。当日は、配信時間ギリギリまで内容のブラッシュアップや生配信の時間に合わせて話す練習をしていた成果を出せたと感じています。私は大学院に進学する予定なので、この経験を糧に今後も大学・大学院でさまざまなことに挑戦していきたい」と期待を語りました。メンバーの加賀美晴香さん(1年次生)は、「約半年前までは高校生だったので、『自分が当時不安に思っていたこと』を今回の問題にできたらと提案しました。私自身もまだ大学や学部について知らないことがたくさんあり、授業とは違うつながりや学びができたと感じています。今後も学部学科に関する企画があれば、積極的に参加したい」と話しました。

11月1日から3日にかけては、本学科の森真理准教授の研究室に所属する学生も、オンデマンド企画を配信。研究室ではこれまで、食育などに関する実践的な活動を学内外で展開してきましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大により昨年度は対面形式での活動ができずにいました。今回の配信は森准教授が、「学生たちが学んできた栄養に関する知識を、多くの人に発信できないかと」と考え、学生たちに提案したものです。今年7月ごろから、4年次生を中心に企画構成や映像制作などに取り組んできました。期間中は、「若者の低栄養問題」や「朝食を食べないことによる栄養摂取の偏り」など現代の若者が抱える栄養課題に関する動画を配信。最後には、栄養に関する8問のクイズも出題。正解数が多い人を健康学部の公式TwitterやInstagramで発表しました。森研究室でゼミ長を務める清水雪葉さん(4年次生)は、「企画を通して、あまりかかわりのなかった3年次生ともコミュニケーションをとる機会になり、縦のつながりができました。パワーポイントや動画の作成では、自分の知識をアウトプットする機会になり、より栄養に関する学びが深まったと感じています。栄養関連の企業への就職が決まっているので、今後の自分にも生かせる機会になりました」と語りました。

2つの企画をサポートした西垣准教授は、「学生企画の完成度の高さやアイディア、ゼロからものごとをつくり上げていく力には改めて驚かされました。来場者がたくさん訪れてにぎやかなイメージがある例年の建学祭との違いもありましたが、大学まで足を運んでもらわなくても健康学部の魅力を知ってもらえるというオンラインならではの利点も感じました。今後も対面とオンラインの両面の強みを活用して、学部の魅力を発信していきたい」と話しています。