タイ・KMITL音響工学・マルチメディア学科の学生とたくさんの音楽を通して交流を行いました

湘南キャンパスで5月22日に、タイ・モンクット王ラカバン工科大学(KMITL)音響工学・マルチメディア学科の学生研修団を受け入れました。KMITLと本学の教育研究分野での連携の一環で、本年度はKMITLから約20名の学生が参加し、教養学部芸術学科音楽学課程の学生たちとの交流会などを実施しました。

キャンパスツアーでは、今年3月に本学の海外派遣プログラム「タイ文化・ボランティア研修」に参加した石垣綾香さん(政治経済学部4年次生)が松前記念館や20号館などを案内。教養学部の田丸智也准教授が10号館のスタジオ・ソナーレや録音室を紹介するなど、各施設を巡りました。続いて檜垣智也准教授が、ミニ講義として音響装置「アクースモニウム」を紹介。「アクースモニウムは電子音楽を奏でるために使いますが、まだアジアでは普及していません。ぜひタイで広めてください」と話しました。交流演奏会では、音楽学課程の学生たちがクラシック、ジャズ、コンピュータ音楽を演奏し、KMITLの学生たちはタイの民謡を披露。さまざまなジャンルの音楽を通して交流を深めました。

参加した学生は、「タイの民謡は日本や西洋とも違った曲調で、直接聞くことができていい経験になった」「楽器の音色が独特のピッチでアンサンブルに入っていく様子が面白かった」と話していました。松本奈穂子准教授は、「海外の大学生との交流は、本学の学生たちにとって大変貴重な機会です。今後も交流を深めていきたい」と語りました。