3.11生活復興支援プロジェクトが大船渡市三陸町起喜来泊地区で「結の道・第二期開通式」を開催しました

東海大学チャレンジセンター・3.11生活復興支援プロジェクトが11月19日(日)に、大船渡市三陸町起喜来(おきらい)泊(とまり)地区で「結の道・第二期開通式」を開催しました。同プロジェクトでは2011年3月の東日本大震災発生直後から同地区に応急公民館を建設し、地域交流イベントの開催や復興まちづくりに積極的に協力するなどさまざまな支援活動を継続的に展開してきました。今回メンバーが整備した『結の道』は、震災による防災集団移転促進事業で高台と低地に分断されてしまった住宅地間に新しく遊歩道を整備して結ぶことで、両地の距離を縮めようというものです。さらに、津波の到達したラインを示すことで日常からその高さを認識し、災害時における避難の目印・避難経路として役立ててもらおうと2014年8月から計画を進め、2016年度に第一期が開通しています。

今回の整備に当たっては、幅約1mの道に沿って雑草を取り除き、砂利とウッドチップを敷設。全長800mのうち約200mの区間が完成し、昨年開通した区間と合わせて450mに延伸しました。今回完成した区間を地域住民に知ってもらうことを目的に完成式を開催し、約30名が参加しました。

式ではまず、泊区の林明区長があいさつに立ち、プロジェクトメンバーに向けて「夏の暑さにも負けずに作業した学生たちには頭が下がる思いだ。」と感謝の言葉が寄せられました。続いて林区長、泊地区のまちづくりに協力しているNPO法人アーバンデザイン研究体の金子哲也氏、プロジェクトリーダーの杉山愛さん(政治経済学部経営学科2年次生)によるテープカットが行われ、参加者とともに開通を祝いました。

イベントを終えて、プロジェクトリーダーの杉山さんは、「進行がスムーズにいかない部分があったが住民の方々がサポートしてくださり、結果的に学生が一方的に行う企画ではなく住民の方々と共に企画を行うことができたと思います。そのため、より泊地区らしい企画になったと感じます。また、実際に結の道を歩いたことにより、整備作業を行ったときの思い出を住民の方々と話ができる良い機会をなりました。」と語っています。

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