「子ども大学ひらつか 奏アカデミー東海大学」を開催しました

湘南キャンパスで11月24、25日に、平塚市民・大学交流委員会(文化・生涯学習部会)事業「平成30年度 子ども大学ひらつか  奏(かなで)アカデミー東海大学」を開催しました。本学の教員と学生が地域の小学生に科学の面白さを伝えることで、知的好奇心や感性を育てることを目的に開いています。2日間で市内在住の小学4年生から6年生まで76名と保護者が参加し、両日とも同様のプログラムを実施しました。

はじめに平塚市教育委員会社会教育課課長の久保利秋氏があいさつに立ち、「今日は不思議なことがたくさん起こると思います。わからないことは学生さんや先生に質問して、1日楽しんでください」と語りました。続いて現代教養センターの岡田工教授(チャレンジセンター長)が「水の実験~教訓茶碗を作ろう!!~」と題した実験を披露。底にJ字管のついた器に水を入れると下から出てくるのか、J字管の長いほうを水につけたときどちらから流れるのかなど、参加者にクイズを出題しながら解説しました。その後、紙コップとストローを使って「教訓茶碗」を作成。「底にJ字管のついたコップは『教訓茶碗』と言います。飲み物をいっぱいまで注ぐと全部下に流れてしまうことから、欲張ると元も子もなくなることを示しています」と説明し、チャレンジセンター・サイエンスコミュニケーターの学生が作業をサポートしながら制作しました。

午後は、サイエンスコミュニケーターの学生が講師を務め、マシュマロや風船などを真空状態にするとどうなるか実験。続いてビーチボールや筒に入ったピンポン玉に風を当てて浮き上がる様子を観察したあと、ストローで「吹き玉」を作りました。その後、壁に赤、青、緑のライトを当てて「光の三原色」を解説し、分光器も製作。参加者のリクエストに応えて最後にもう1度真空実験を行い、閉会後も多くの参加者が学生に質問したり、実験道具に触れたりしていました。

参加者たちは、「今まで知らなかったことをたくさん知ることができていい経験になった」(児童)、「子どもの視野も広がり、一緒に付き添いで来た大人もなるほどと思う内容で面白かった」(保護者)などと感想を話していました。

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