学校法人東海大学第51回海外研修航海記念文集の贈呈式を行いました

湘南キャンパスで7月21日に、学校法人東海大学第51回海外研修航海記念文集の贈呈式を行いました。海外研修航海は、学園の海洋調査研修船「望星丸」(国際総トン数=2174トン)で世界各地を巡る、学校法人東海大学独自の教育プログラムの一つです。第51回は今年2月20日からマレーシアやタイなどのアジア諸国を訪問する38日間の航海となる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止に。解団式を開くことも難しい状況であることから、総括として団役員15名と研修学生89名の寄稿をまとめた記念文集を制作しました。

贈呈式には、海外研修航海実行委員会委員長の山田清志学長と同副委員長の吉川直人副学長(国際担当)、研修団団長の立原繁教授(観光学部)、副団長の吉原さちえ准教授(体育学部)、事務局の職員らが出席しました。初めに立原教授が、「約1年前に第51回研修団団長の辞令をいただき、団役員の先生方や研修学生たちと2月の出航に向けて準備を進めてきました。中止が決まった後も地上研修などほかの形を模索しましたがかなわず、解団式も挙行できなかったため、記念文集の制作をもって総括といたしました。これまでの活動に対しご協力いただいた先生方や学生、事務局の皆さまに心より感謝申し上げます」とあいさつし、山田学長に記念文集を手渡しました。

山田学長は、「中止という残念な結果になってしまいましたが、第51回研修団は確かに存在していました。この文集が成果として手元に残ったことは素晴らしい実績だと思います。学生の皆さんには今後もこうした機会を提供できるよう尽力していきたい」と話しました。記念文集の制作について吉原准教授は、「団役員の中には医学部付属病院と付属東京病院で働く医師・看護師もいる中、寄稿や学生とのやり取りに対応していただきました。学生には、今の状況を踏まえて自分自身を見つめ直し、どんな言葉を残すべきか考えて書いてもらえるよう伝えました。今回の航海に参加するはずだった教職員や学生たちには、機会があればまた参加してもらいたい」と語りました。