ソーラーカーチームがららぽーと湘南平塚でソーラーカーイベントを実施しました

スチューデントアチーブメントセンターのチャレンジプロジェクト「東海大学ソーラーカーチーム」が7月17日に、ららぽーと湘南平塚でソーラーカーイベントを実施しました。当日は、館内2カ所で子どもたちを対象としたワークショップを行ったほか、オーストラリアで開催された世界最高峰のソーラーカーレース「2017ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」で約3,000kmを走破し4位入賞を果たした本学のソーラーカー「17 Tokai Challenger」を展示しました。

3階のイベントスペース「SHONAN TREE HOUSE」では、ららぽーと湘南平塚のキッズ会員「みついショッピングパークキッズクラブ」に登録している子どもたちを対象にしたワークショップ「実践!!ソーラーカーを作ろう」を実施しました。10組ずつ4回に分けて行ったプログラムでは、はじめに学生が「太陽光がソーラーカーを動かす仕組み」について、子どもたちにもわかりやすく解説。その後は、ソーラーカーづくりに使用する色画用紙や厚紙、ペットボトル、工作キットを選び、学生がサポートしながらオリジナルのソーラーカーを制作しました。参加した子どもや保護者からは「お兄さんと一緒にソーラーカーを作れて楽しかった」「夏休みの自由研究を何にしようか考えていたところ、子どもが真剣に取り組んでいたので工作にしてみようと思います」といった声が聞かれました。

メンバーの亀山裕一郎さん(工学部動力機械工学科3年次生)は、「ソーラーカーチームの根本となる『ものつくり』の楽しさを感じて貰おうとワークショップの内容を考えました。コロナ禍で入学以来一般の方と交流する場がなかったので、どれくらいの人が集まってくれるか不安もありましたが、事前予約もすぐに埋まり安心しました。また、ららぽーとの担当者をはじめ大人の方とかかわる機会を通して自分自身の成長にもつながったと感じています」と振り返りました。

1階の展示スペースで実施したソーラーカーの展示では、小学生以下を対象にした乗車体験も行い、さまざまな技術を搭載した車体の内部を披露しました。展示スペースを訪れた親子からは、「不思議な形だけど、太陽光でいっぱい走れてすごい」「テレビで見たことはありましたが実際に見ると想像以上に運転席が狭くて驚きました」といった感想が聞かれました。

プロジェクトリーダーの宇都一郎さん(大学院工学研究科電気電子工学専攻修士1年次生)は、「乗車体験ではたくさんの親子連れが訪れてくれて、子どもたちの笑顔が見られてとてもうれしく感じました。参加いただいた方の中には、ソーラーカーチームを知ってくださっている方も多くいて、次の大会への応援の言葉もたくさんいただきました。ショッピングモールという多くの方が集まる環境で展示ができたことで、これまで以上に興味を持ってもらえたのではないかと思います。今後は一般の方への認知を高めていけるようなイベントをさらに増やしていきたい」と語りました。