ユニークプロジェクト「SeaMyPlas」がワークショップ「集まれ!プラゴミハンター!~見て、拾って、作って、守ろう~」を開催しました

静岡キャンパスで活動するスチューデントアチーブメントセンターのユニークプロジェクト「SeaMyPlas(シーマイプラス)」が7月30日と8月20日に、東海大学海洋科学博物館と近隣の海岸で、静岡市内在住の小学生と保護者を対象としたワークショップ「集まれ!プラゴミハンター!~見て、拾って、作って、守ろう~」を開催しました。SeaMyPlasは、同キャンパスに昨年度開設した人文学部に所属する学生13名が、SDGsや環境問題への社会的な関心を高めようと結成。今年度からユニークプロジェクトの採択を受けて活動を開始しています。今回は初のイベントとして企画したもので、夏休み中の子どもたちに年々深刻化する海洋ゴミの問題について関心を持ってもらおうと、海岸清掃と回収したプラスチックごみに新たな価値を加えて再利用する「アップサイクル」の取り組みとしてストラップ作りを実施しました。

両日とも約20名の親子連れが参加する中、まずは海洋科学博物館で駿河湾などに生息する生き物の生態を観察。博物館内の講堂で熱中症予防やプラスチックごみ収集時の注意点などを呼び掛けた後、徒歩で近隣の海岸へ移動して漂流物やゴミなどを拾う清掃活動に取り組みました。メンバーは砂浜に漂着したプラスチックごみを丁寧に集める子どもたちに寄り添い、「砂の中にもごみが混ざっているから掘ってみよう」「小さな破片もあるから気を付けて」と声をかけてまわり、一緒にプラスチックごみを回収していきました。博物館に戻ってからは破片を色ごとに分けてストラップ作りに取り組み、型枠の中に思い思いの模様を配置し、レジンとUVライトで固めて完成させました。子どもたちは、「砂浜には思ったより多くのプラスチックごみが落ちていて、小さな破片をたくさん集められました」「大学生のお兄さん、お姉さんが優しく教えてくれて3つもストラップを作れてうれしい」と笑顔を見せていました。

プロジェクトリーダーの望月礼恩さん(人文学科2年次生)は、「私たち人文学部の1期生には環境問題への関心が高い学生が多く、社会に向けて情報を発信したいとの思いからプロジェクトを結成しました。本格的なイベントの実施は初めてでしたが、子どもたちが楽みながら取り組んでいる様子を見て、想定していた内容以上の催しにできたと達成感を得られました。今後もものづくりのイベントを開くなど、『アップサイクル』の考え方を広めるられような活動を展開していきたいと考えています」と話していました。