SDGsへの取り組み紹介「発光性有機色素」

SDGsとは

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。持続可能な開発目標は、貧困、不平等・格差、気候変動による影響など、世界のさまざまな問題を根本的に解決し、すべての人たちにとってより良い世界をつくるために設定され、世界共通で17の目標があります。

化学科の研究例

発光性有機色素は有機EL素材などへの応用が期待されていますが、有機色素は固体など分子が凝集した状態では光りにくいという課題があります。理学部化学科の池田研究室では、有機合成化学の力を使って凝集状態でも光る分子の合成研究・開発を行っています。化学科では、高度な分析装置や様々な試薬を使うことができ、一人の研究者として最先端の研究に携わることができます。まだ誰も発見したことのない、未知の化合物を作ることができます。ただ作って終わりではなく将来的に私たちの身近なところで役に立つ、そんな化合物ができることを目指して、我々は日々研究を行っています。

SDGsへの貢献

SDGsの17の目標のうち私たちの研究は、7「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」と、9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に当てはまります。

最後に

化学専攻2年池田研・高橋さんは大学で学んできた化学の知識や技術を余すことなく存分に発揮し、人の役に立てるような発光性有機化合物を作りたいという思いで研究に取り組んでいるので、これからも多くのことを学んで吸収し、研究に向き合っていきたいですと話しています。

他にも化学科のSDGsへの取り組みについて紹介中!

「生命現象への有機化学的アプローチ」:https://www.u-tokai.ac.jp/ud-science/news/9367/
「有機発光性色素の研究」:https://www.u-tokai.ac.jp/ud-science/news/8725/
「Webカメラを質の高い教育へ利用」:https://www.u-tokai.ac.jp/ud-science/news/8666/
「次世代の高効率・低コスト薄膜太陽電池」:https://www.u-tokai.ac.jp/ud-science/news/8601/
「鉛を使用しない材料の開発」:https://www.u-tokai.ac.jp/ud-science/news/10508/