医学部医学科の林丈晴教授のプロジェクトがGTIE GAPファンド エクスプロールコース(3年)に採択されました

 医学部医学科の林丈晴教授のプロジェクトが国立研究開発法人 科学技術振興機構 (JST) のGTIE (Greater Tokyo Innovation Ecosystem)* GAPファンド エクスプロールコース第3回(2025年2期)に「指定難病である心筋症の新規治療薬の提供へ向けて」という課題で採択されました。本GAPファンドプログラムは、JSTの大学発新産業創出基金スタートアップ・エコシステム共創プログラムの実施機関であるGTIEが、GTIEに参画する大学に所属し、大学発スタートアップを目指す研究者に向けて提供するファンドです。

 本プロジェクトは、新たに見出した生体内の心肥大抑制因子を基盤に、難治性心不全や突然死を生じる指定難病の肥大型心筋症に対する新規治療薬の開発と実用化を目指すものです。昨年度同GAPファンドのSTEP1であるエントリーコースを獲得し、基礎研究及び事業化段階への進展の成果が高く評価され、今回次期ステージであるSTEP2のエクスプロールコースの採択が決定いたしました。今後は、本課題の事業化推進機関である三菱UFJキャピタル株式会社など投資機関とも連携し、大学発スタートアップ設立を視野に非臨床試験や製剤開発、さらに事業化体制の構築を進めます。本プロジェクトを通じて、難病である心筋症に対する新しい治療法の確立と社会実装を目指します。

 今後も学長室(研究推進・産学連携)は伊勢原キャンパスと連携しながら、林先生の研究開発と事業開発の推進を支援してまいります。

 【採択課題】指定難病である心筋症の新規治療薬の提供へ向けて

 代表者:林 丈晴 (医学部 医学科基礎医学系生体機能学 教授)

*『Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE:ジータイ)』は東京大学・東京科学大学・早稲田大学を主幹機関とした『世界を変える大学発スタートアップを育てる』プラットフォームで、東海大学はスタートアップ創出共同機関として参画しています。

(参考)

GTIE GAPファンド エクスプロールコース第3回(2025年2期)採択者決定について

起業家支援プログラム(エクスプロールコース)東海大学 林 丈晴