熊本大学と包括的連携協定を締結しました

東海大学と国立大学法人熊本大学はこのほど包括的連携協定を締結し、1月11日に熊本大学黒髪キャンパスで調印式を行いました。本協定は、両大学が相互の教育研究活動全般における交流及び連携を推進することで、教育・研究の一層の充実と国際・地域社会の発展、人材育成に寄与することを目的としています。昨年7月には、熊本大学大学院先端科学研究部附属生物環境農学国際研究センターおよび同大学院生命科学研究部附属グローバル天然物科学研究センターと本学総合農学研究所が連携協力に関する協定を締結しており、すでに農学分野における共同研究などを展開しています。今回の包括協定では、より幅広い学部・大学院教育における連携や教育資源の相互活用をはじめ、多様な分野における共同研究や資源の相互補完、国際貢献活動などを通じ、両大学の教育研究、国際的ブランディングを向上させるための連携プロジェクトの構築を進めていく計画です。

調印式には本学から山田清志学長をはじめ、荒木朋洋九州キャンパス長、木之内均経営学部長、藤本邦昭基盤工学部長、岡本智伸農学部長、森正樹医学部長らが出席。熊本大学からは、小川久雄学長をはじめ、富澤一仁理事・副学長、大谷順理事・副学長、甲斐広文副学長らが出席し、山田学長と小川学長が協定書に署名しました。山田学長は関係者への謝辞を述べるとともに、「近年、大学間における連携が重要になっており、今回の協定を通じて国立大学、私立大学の垣根を超え、さまざまな分野で協力関係を築いていきたい」とあいさつ。小川学長は、「グローバル社会を牽引する人材の育成は大学のミッションの一つであり、協定を通じて組織間の連携を深め、地域社会の発展にも寄与したいと考えています。熊本における地方創生や熊本地震からの創造的復興を加速させるだけでなく、世界水準の人材を育成する最高学府としての充実に努めていきたい」と期待を込めました。

続いて報道陣からの質疑応答にも応え、両大学の出席者が、それぞれに学生間交流のあり方やジョイントディグリー・ダブルディグリー体制の構築への期待を述べたほか、互いの医学部、農学分野と医学分野、自然災害分野、グローバル人材の育成など多岐にわたる連携に向けた展望を語りました。