スポーツプロモーションセンター(SPC)では1月26日に、湘南キャンパスで「第17回強化指定クラブ指導者研修会」を開催しました。本学強化指定クラブの指導者が一堂に会し、知識や情報を共有することを目的に毎年行っているもので、熊本と札幌の両キャンパスを含め、各クラブの部長、監督、コーチら約60名が参加しました。




初めにSPCの陸川章所長が開会のあいさつに立ち、本研修会の立ち上げに携わった山下泰裕教授(体育学部)から寄せられた「学生の人間力や競技力の向上には、指導者が己を磨き、常にセルフコントロールできる姿勢が大事」といったメッセージを代読。「本研修を通じて指導者同士の連携を深めましょう」と語りました。今回は2つのテーマについて学外の講師を招いて講演が行われ、まず「ラスティ・カノコギと松前重義が夢見た世界 -女子柔道オリンピックへの道のり-」と題してカノコギ氏の娘であるジーン・カノコギ氏(米国在住)がオンラインで講演。当時、国際柔道連盟会長だった学園の創立者・松前重義博士と二人三脚で女性スポーツの振興に尽力し、女子柔道の五輪種目認定に貢献した「女子柔道の母」と呼ばれるラスティ・カノコギ氏の人生を紹介しました。さらに、日本ラグビーフットボール協会の15人制男子日本代表チームディレクターを務める永友洋司氏は、「勝つための準備をデザインする:世界と戦うラグビー日本代表の組織構築と『Winning Well』の実践」のテーマで登壇。チームのマネジメント責任者として各種活動を統括する自身の役割や、組織運営で意識しているポイントと課題を語り、「世界一になるために現状のチーム運営は本当に正しいか、という視点を常に持ち、選手が試合で最高のパフォーマンスを発揮するための土台をつくっています。ただ、その上で体調やメンタルを整えられるかは選手次第。自分自身がどうありたいか考え、自己管理できる選手が集まれば組織も強くなっていきます」と語りました。
学内の情報共有としては、学長室入試担当の山本義郎部長(理学部教授)が入試制度について、同教学担当の宮里定義次長は2026年度から導入する学生教育研究災害傷害保険についてそれぞれ説明。キャンパスライフセンター健康推進担当の宮崎誠司部長(スポーツ医科学研究所教授)がクラブ健康診断の重要性と受診の案内をしました。さらに医学部付属病院整形外科科長の酒井大輔教授が、医学部と体育学部が連携して2022年度から取り組む「東海大学メディカルサポート」について今年度の活動成果を報告しました。また、研修会の途中で木村英樹学長もあいさつに立ち、昨年7月に湘南キャンパスに完成した人工環境制御室(暑熱・常圧低酸素室)「H3-Lab.」に触れ、「データなどの科学的根拠をもとに、競技力の向上や再現性を高めることも大学でスポーツを行う意義の一つです。スポーツ分野における文理融合を目指してください」と呼びかけました。
閉会のあいさつでは、SPCの田村修治次長が研修会の内容を振り返り、「選手やチームの強化は教育の上に成り立っているということが、改めて確認できた機会になったと思います」と語っていました。





