湘南キャンパス・ラグビーフットボール部の新しい寮「闘勝館」が完成しました

湘南キャンパスで活動するラグビーフットボール部の新しい拠点となる寮「闘勝館」がこのほど、キャンパス近隣の秦野市内に完成。3月10日に落成式を執り行いました。ラグビー部はこれまで、秦野市内にある4カ所の寮に分かれていましたが、地上3階建て、選手約200名が生活できる居室をはじめ、大食堂や大浴場、治療室、多目的(自習)室も兼ね備えた新寮の完成で、全部員が一カ所で共同生活を送り、悲願の全国大学選手権優勝を目指します。

多数の来賓やラグビー部GM兼監督の木村季由教授(体育学部)をはじめとした指導陣、部内の役職に就く選手らが出席しての落成式では、まず部長教員を務める杉山太宏教授(学長室部長・教学担当、工学部)があいさつ。「1998年に木村監督が就任して以来、全部員が一カ所で共に生活し強化を図ることは部の念願でした。この度、平素より部を応援していただいている皆さまはじめ、地域の皆さまのご理解、ご協力により新しい『闘勝館』が完成しました。ここで部員、関係者一同がより強い絆を結び、気持ちを新たにこれまで以上に努力を重ねていく所存です」と話しました。続く来賓あいさつでは、秦野市の高橋昌和市長と平塚信用金庫の石崎明会長から部への期待の言葉が送られました。

また、ラグビー部のサポートやラグビー競技の発展、社会貢献などに取り組む一般社団法人TOKAI RUGBY CLUBの近藤洋代表理事による発声で乾杯して懇談。出席者が交流を深めつつ、今後の部の発展や来シーズンに向けた期待を語り合いました。さらに席上では、工事関係者らへの感謝状贈呈や、工事関係者あいさつとして新寮の設計・施工、管理を担当した株式会社甲斐組代表取締役の今村佳広氏が「2018年に木村監督から“4つに分かれた寮の一本化が課題”とうかがい、地元の建設会社としてお手伝いできることがあればと協力してきました」と語りました。最後に木村監督が関係者への謝辞を述べ、「多くの皆さんの思いが集まって新しい寮が完成しました。学生たちにはこの場所で他者との関わりを持ち続けるとともに、しっかりとした生活を送り競技力向上につなげてもらいたい。同時に選手たちには、地域との共生も大切なことであり、社会生活をきちんと送れない選手ではラグビーの目標は達成できないと伝えています。近隣住民の皆さまに“東海ラグビー部が住んでいてよかった”と言っていただけるよう、我々指導陣もサポートして新しい生活を始めてまいります」と話しました。